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顔が雑菌まみれに…“おしぼりで顔を拭く”は危険だった!?

介護現場もおしぼりは雑菌まみれに

 全国おしぼり協同組合連合会によると、おしぼりの消毒方法としては、さらし粉、次亜塩素酸ナトリウムの遊離250ppmの水溶液中に3分間以上浸す「塩素剤等による消毒」や、80℃以上の熱湯に10分以上浸すか、100℃以上の蒸気に10分間以上触れさせる「熱湯等による煮沸消毒」が推奨されている。  もちろん、飲食店にとっておしぼりの不衛生さは命取りになるとの声もある。 「管理の悪い店で臭うおしぼりが出ると帰りたくなる」(20代男性・飲食業)、「おしぼりや美容院のタオルが臭うともう二度とその店の利用はやめる」(30代女性・アパレル)、「スナックで出してくれる温かいおしぼりが雑菌繁殖していて、手を拭くと臭ったからもう行きたくない」(40代男性・金融)  こうした懸念は飲食店にとどまらず、介護施設などでも問題となっている。  40代女性の介護職員は「わたしが働く特別養護老人ホームにはウォーマーがありましたが、高温で長時間温めると雑菌が繁殖するようで、監査で衛生的に問題ありと判断され使えなくなりました」と語る。患者の清拭に日常的に使っているおしぼりは、熱やアルコールに強く、洗濯しても容易に排除できないバチルス・セレウス菌によって、院内感染の原因となることがある。この菌は環境中に広く分布し、穀物や野菜などに付着し、おしぼりや雑巾にも生息することから、食中毒の原因菌として知られ、芽胞を作るので通常の消毒では殺菌できないのだ。  “おしぼりで顔を拭く”ことには、思いのほか危険を孕んでいるようだ。 <取材・文/北村篤裕>
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