しかし、一般のLINEユーザーに話しを聞くと、あらゆるコラボスタンプが受け入れられているわけではない。LINEスタンプを頻繁に使う10～20代の若者にとって、スタンプの数はすでに増えすぎており、新たにインストールしようとは思わないそうだ。 「うさまるとラスカルを基本的に使っていて他は使わない。それだけでも手持ちのスタンプが増えすぎてるので、新しく買う気にはならない」（22歳・女性・早稲田大学4年） 「コラボしたとしても、片方に興味がなかったり面白くなければダウンロードしません」（20歳・男性・飲食店員） 「クリエイターズスタンプでマニアックなスタンプを探すのが好き。コラボスタンプはメジャーなスタンプばかりなので興味がない」（22歳・女性・アパレル） 　このように、新たなスタンプの戦略が若者たちに必ずしも受け入れられているわけではないのである。 　上場を果たし、ノリにノッているLINEだが、若者のスタンプインストール数が鈍化すれば、成長にやや陰りが生まれるかもしれない。今後、こうした不安を払拭することができるのか。注目したい。＜文／日刊SPA！取材班＞