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『孤独のグルメ』原作者が語る被災地への思い――ドラマ版SP「真夏の東北・宮城出張編」が8月3日放送決定

 原作者であり、ドラマ全編の音楽も手がける久住昌之は「まさか自分が30代に書いた漫画が、50代でドラマになるとは、想像だにしませんでした。もはや時代を超えて読まれ続け、さらに海を渡って10か国で翻訳出版されていることにも驚きです。これはひとえに、谷口ジローさんの精緻で静謐な絵柄のおかげだと思っています。松重豊さんの演技と存在感も、素晴らしいです」と、原作・ドラマともに長きにわたって愛され、ファンが増え続けていることへの感謝を語る。実は、石巻・仙台・松島・塩釜でライヴをやったことがあるという久住氏。また、2016年1月からは石巻~仙台間で『孤独のグルメ』漫画バスが運行されていることもあって、久住氏にとっても『孤独のグルメ』にとっても、今回の舞台である宮城は縁のある土地だ。 「石巻に初めて行ったのは、十数年ほど前になるか、石ノ森萬画館での切り絵教室でした。それから漫画教室や田代島での夏の子供キャンプの特別講師をしたり、ライヴをしたり個人的に関わってきました。とにかく宮城は魚は美味しい、米は美味しい、酒はうまい、お土産が充実と、ごちそう王国です。ライヴの打ち上げでは毎回日本酒を飲みすぎて、後半の記憶がありません。先日は石巻で被災した呉服店でライヴをしました。手作り感たっぷりで、みなさん笑ってくれて嬉しかった。その帰りに『孤独のグルメラッピングバス』に初めて乗りましたが、感激しました」(久住)  また、スペシャルドラマのロケで女川に行った際の思いも語ってくれた。 「震災の爪痕は想像を超えて深く、まだまだ復興への道は時間がかかることを実感し、胸が痛みました。でも訪れた店の方は優しく、ユーモアもあり、出してくれたホヤの、あまりのうまさに戦慄しました。これからも何か応援できることがあれば、微力ではありますがご協力させていただきたいと思います」 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1159552
孤独のグルメ 松重豊、余貴美子

どんなお店、料理が登場するのかは放送を見てのお楽しみ!

 ドラマで飯テロを堪能した後は、復興支援の意味も込めて、ぜひ聖地巡礼観光をしてみてほしい。〈取材・文/牧野早菜生〉 【番組概要】 孤独のグルメスペシャル!真夏の東北・宮城出張編 放送日時:8月3日(水)夜10時~11時8分 放送局:テレビ東京系(テレビ東京・テレビ北海道・テレビ愛知・テレビ大阪・テレビせとうち・TVQ九州放送) 主演:松重豊 出演:向井理 渡辺いっけい でんでん 余貴美子 原作:『孤独のグルメ』 作/久住昌之・画/谷口ジロー(週刊SPA!) 番組HP:http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume_miyagi_sp/
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