「ガン保険」は本当に必要か? 知られざる落とし穴
CMで「ガン保険はめちゃめちゃ大事!」という“経験者”の声を聞くと、「やはり保険に入っておくべきか……」と動揺するのが普通だが、そんな“安心商売”に警鐘を鳴らすのは、保険コンサルタントの後田亨氏。
「がん政策情報センターの調査によると、ガンの治療にかかる金額は『100万円以内』が6割を占めます。そこで、保険数理の専門家の助言を得て、診断時に100万円が支払われるガン保険で試算を行ったところ、保険料が給付金として加入者に還元される割合は5割にも達しませんでした。ガン保険専用ATM機に1万円入金すると、5000円超の手数料を取られるイメージです。インパクトがある体験談などに接すると、『ガンの備えにはガン保険』となりがちですが、金融のサービスとして暴利が疑われる仕組み、という認識も必要でしょう」
40歳の男性が、向こう10年間でガンにかかる確率は2%。見込める給付金の額は、100万円の2%=2万円に過ぎないのに、そのために払い込む保険料は、最もシンプルなプランでも、10年間の総額で34万円を超えるのだ。
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