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ブログを通じて生き別れの母と再会!? ブロガー爪切男とは?

 すると、1か月ほどして「私はあなたの母親かもしれません」という非公開コメントがブログに寄せられ、まさかの形で実の母親と再会を果たすことになる。 「自分に母はいないものと思っていたので、正直、特に感慨はなかったですけど。はごろものシーチキンが好きなところに、いなばのシーチキンも見つかったくらいの気持ちですね。でも、女性に対する憧れと軽蔑が入り混じった屈折した感情は、少し成仏できました」
爪切男

精神を病んでいた時期には、LUSHで買った大量のバスボムを、風俗嬢が入る浴槽に泣きながら投げ込むプレイに興じたことも

 ブログでは、就活先のトイレで精神統一のためにヌイた話や、歴代の女性犯罪者をおかずにしてみた話など、オナニーへの並々ならぬこだわりを綴ることも多い。 「昔は、ティッシュの空き箱にキーワードを書いた紙をたくさん入れて、『剣道部』『夕焼け』『先輩』のように3枚引いた言葉を組み合わせた妄想でヌイていました」  ブログもまた、人生をおかずにした自慰行為そのものだという。 「世間には興味がないし、他人からの称賛にも期待していません。自分と似た、顔の見えない誰かに笑ってほしいけど、決して彼らと直接会いたいとは思わないんです」  深夜ラジオのパーソナリティのような一方通行の関係で繋がりたいという彼は、自慰行為と呼ぶにはクオリティの高すぎる文章を、今日も見えない誰かに届けている。
爪切男

配送不可能と言われたことに腹を立て、郵便局で職員と大喧嘩をしたいわくつきの“味付け海苔で作った年賀状”

【爪切男(つめ・きりお)】 ’79年生まれ。会社員。クリエイター有志で運営する集団「けつのあなカラーボーイ」に誘われたのを機に、ブログ「小野真弓と今年中にラウンドワンに行きたい」を開始。自主制作した同名ブログ本も好評だった。大の犬好き。特にパグ。日刊SPA!にて「爪切男のタクシー×ハンター」を連載開始
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死にたい夜にかぎって

もの悲しくもユーモア溢れる文体で実体験を綴る“野良の偉才”、己の辱を晒してついにデビュー!

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