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月曜TVウォーズ“ロウ”対“ナイトロ”ぼっ発――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第195回(1995年)

 8.27“サマースラム”終了後、WWEは8.28オハイオ州キャントン、8.29ペンシルベニア州イーリーの2大会で9月第3週オンエア分までの“ロウ”“WWEスーパースターズ”“WWEアクションゾーン”の各番組をタメ撮り。これに対してWCWはあくまでも生中継フォーマットにこだわった。  “ナイトロ”の第1回放映分はWCWの本拠地であるジョージア州アトランタではなくミネソタ州ミネアポリスの巨大ショッピング・モール、モール・オブ・アメリカ内の特設会場から全米生中継がおこなわれた。  この日、TVマッチのメインイベントにラインナップされた試合はハルク・ホーガン対ビッグ・ブーバ(ビッグ・ボスマン=元WWE)のシングルマッチだったが、メイン終了後にビッグ・サプライズとしてレックス・ルーガーの“乱入”というワンシーンが用意されていた。  ルーガーはこの前日の9月3日までWWEの全米ツアーに同行し、前夜はカナダ・ニューブランズウィック州セントジョンズで開催されたハウスショーでショーン・マイケルズとのコンビでヨコヅナ&オーエン・ハートとタッグマッチで対戦(ヨコヅナの凶器攻撃でショーン&ルーガーが反則勝ち)。この興行終了後に無言のままホテルから姿を消したのだという。  WWEとルーガーの契約に関しては、契約書の一部に不備と思われる点があったことをWCWの顧問弁護士が“発見”。裁判になった場合でも勝算は十分にあるとしてWCWサイドはルーガーの引き抜きプロジェクトにゴーサインを出した。WWE、というよりもビンス・マクマホンはルーガーの突然の退団になぜかストップをかけようとしなかった。
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ルーガーは、WCW世界ヘビー級王者ホーガンに挑戦を表明
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