HBK政権誕生の予感@“イン・ユア・ハウス6”――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第212回(1996年編)
メインイベントにラインナップされたブレット対ディーゼルの金網マッチは、19分過ぎにキャンバスを突き破ってリング下からアンダーテイカーが出現し、ディーゼルを“魔界”にひきずり込んだ。試合はブレットが場外エスケープ成功で王座防衛を果たしたが、試合終了後にリング内を占拠していたのはアンダーテイカーだった。
1月の“ロイヤルランブル”のアンダーテイカー戦ではディーゼルが乱入して試合をぶち壊し、今回のディーゼルとの金網マッチにはアンダーテイカーが乱入した。どちらの試合もスコアの上ではブレットの勝利に終わったが、観客の視線はまたしてもアンダーテイカーとディーゼルに集中した。
大会終了後、3.31“レッスルマニア12”でディーゼル対アンダーテイカーのシングルマッチがおこなわれることが正式にアナウンスされた。ブレットは、PPVでのタイトルマッチ2試合がいずれも結果的にこのふたりの因縁ドラマの“予告編”に使われたという事実にやり場のない怒りとフラストレーションを感じていた――。(つづく)

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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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斎藤文彦
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