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高樹沙耶も…大麻で逮捕経験があるミュージシャンが激白「大麻で逮捕は割に合わない」

 罪を犯しているわけなので、待遇も相応のものだ。しかし、収監されている人間は、あくまでも容疑者、「罪を犯した疑いがある」状態である。本来留置場は取り調べ中の被疑者の逃走を防ぐための施設なのだが、罪が確定していないのに、すでにしこたま反省を促すような施設になっているのが日本の留置場の現状である。 「仮に冤罪で留置場に送られて、この対応だったら、本当に自殺したくなりますよ」と彼は言う。 「番号で呼ばれて、靴下を脱いで横に置いておくだけでも怒られる、すべての行動に制限があるのは、キツイですね。さらにこんなこともありました。護送車の中で覚せい剤で逮捕されたというオッサンが急に具合が悪くなったらしく、“暖房を弱めてもらえませんか、ちょっと吐きそうなんです”と不調を訴えたんです。確かに車内は不快なくらい暑かったんです。でも若い警官は“コラ、しゃべるんじゃない”と冷たく言い放った。“限界が近いんですが、ゲロ袋とかありませんか”と訴えるオッサンに“ねえよ、黙ってろ”と一蹴です。最終的には、そのやり取りを黙って見ていたベテランらしき警官が、無言でビニール袋をオッサンに渡して事なきを得たんですが、いくら被疑者だからといっても体調が悪い人間に対してひでえもんだと思いました。この若い警官、同房にいたアジア人青年の留置者への扱いも、明らかに特別厳しかったりと、犯罪者ではないけど嫌なやつだとは思いましたよ。でもこの警官、驚いたことに俺が釈放された途端に“お疲れ様でした。荷物はあそこにありますので、取りに行きましょうか”とですます調に変貌したんですよ。呆気にとられました。逮捕されて、下級市民扱いされるってのはこういうことかと実感しました」
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世間が望む「反省」をしないと許されない
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前科おじさん

“元”ラジオパーソナリティ。“元”DJ。“元”クラブ店主。“元”インドネシアのダンスミュージック「ファンコット」の伝道師……。色んな肩書きが一瞬で“元”になる大事件、それが逮捕。

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