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2016年の「震度5以上の地震」を振り返る 過去100年で2010年代が最多の155回

<1920年代から2010年代の日本及びその周辺の震度5以上の地震回数> 1920年代:53回 1930年代:42回 1940年代:15回 1950年代:4回 1960年代:37回 1970年代:16回 1980年代:20回 1990年代:45回(うち震度7が1回) 2000年代:129回(うち震度7が1回) 2010年代:155回(うち震度7が3回) ※気象庁の震源データをもとに算出  10年単位で「震度5以上」の地震回数を比較すると、2000~2010年代にかけてじわじわと大規模な地震の回数が統計的に見ても増えていることがわかる。  最近では、測量工学の世界的権威で東京大名誉教授の村井俊治氏が立ち上げた民間会社JESEA(地震科学探査機構)による「MEGA地震予測」が注目を浴びている。衛星データを駆使して地殻の異常変動を観測、巨大地震を予測するというもので、11月22日にM7.4で震度5弱、24日に震度4の地震があった福島県を警戒地域に指定、10月21日に震度6弱を記録した鳥取地震も予測していたのだ。JESEAは分析結果を警戒レベルは1~5に分類し、有料会員(月額216円)にメールマガジンで警戒すべき地域を知らせている。現在、最上級の「レベル5」に指定されているのは南関東で、西日本では四国も「レベル4」と指定されている。年末年始にかけて、注意しておいても損ではないだろう。 <取材・文/北村篤裕>
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