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恋愛映画の匠・行定勲が語る「日活ロマンポルノのエロスと哀愁」

 その後、ロマンポルノへの思いはさらに増し、なんと日活の撮影所まで押しかけたこともあったのだとか。 「ロマンポルノの助監督をやりたいと思って、映像系の専門学校を卒業する年に日活の撮影所に行ったんです。守衛さんに話をしたら中に通してくれて、お茶まで出してくれました。ところが、『日活ロマンポルノは終わったんだよ』って言われて……。ショックでしたね」  幕を閉じたはずのロマンポルノとの関係。しかし、数十年の時を経て、今度は監督として自身の作品を撮る機会が訪れたのである。 「日本映画の歴史において、日活ロマンポルノというムーブメントは、これからも語られていくはず。その末端に名前を連ねられたらとメガホンを取りました。いくつかのルールさえ守れば、自由に製作できるのもロマンポルノのよさですよね。撮影期間は1週間なので、まず1週間の物語という設定が生まれました。次に低予算だけど、一か所で収まる話にはしたくなかったから、ロードムービーというか、ふらふらいろんなところに行く作品にしようと。それで、『モテる映画監督は、なかなか家に帰ってこない』という話を聞いたことがあったので、映画監督を主人公にして、1週間の女性遍歴を描くことにしたんです」 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1248759 日活ロマンポルノ
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最大のルール、「10分に1回の濡れ場」も健在
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