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カヌー銅メタリスト・羽根田選手もやっている風邪防止対策「口テープ」の実力【コラムニスト木村和久】

 そこで「口テープ」の導入となるのですが、それは別な方面からのサジェスチョンで試しました。実は家族会議で「いびきがうるさい」という案件が出て、口封じのために、やってと言われたのです。本人は寝ているので、いびきの音量は分かりませんが、口テープを貼ると喉を鳴らすいびきは消えました。その代わり、鼻を鳴らすいびきが起きましたが、喉よりは音が小さいとのこと。  テープはいびき防止&風邪防止用の専用テープをリビングのテーブルに置かれたので、それを使わざる終えなくなりました。形状は幅のやや広い絆創膏と理解すればよろしいかと。当初はテープを貼ると、口呼吸が全くできなくなり、寝苦しい状態に。無意識にテープをはがしてしまうこともあります。口もつまるし、鼻もつまるし、どう息をすればいいのやら。太った人に多いのですが、口と鼻両方詰まる人はまさに無呼吸症候群になるわけで、これは大変です。病院に行ったほうがよろしいでしょう。  無呼吸になるのは怖いので、最初の頃テープを使用しながらも口を少し開けておきました。精神的には凄く楽です。あと鼻呼吸をさせる方法ですが、寝る前に風呂に入ったりすると、鼻の通りがよくなります。ポットなどの湯気を顔にあてるのも効果的です。寝相も考えた方がいいですね。仰向けになっていると、不思議に鼻呼吸が楽になります。これが横に寝ると、苦しくなってテープを取ってしまうことも判明。いろいろ工夫して、なんとか朝までテープを取らずに済むと、喉はすっきりしていました。でも、代わりに鼻の奥が痛いことも。でも、これは仕方ありません。どちらかを犠牲にしないと生きていけませんから。  個人的には、喉からくる風邪のほうがしんどいです。喉の風邪は昼間喋らざるを得ないので、なかなか治りにくいのです。一方、鼻の炎症は起きている間、口呼吸(マスク使用)が併用できますから負担を軽減できます。だから朝、鼻がぐずぐずしてても、昼には治っていることが多いのです。  とまあ風邪は引きにくくなったのですが、今度は口テープのせいか、歯ぎしりがしんどくなってきます。歯医者に行くと、歯が寝ている間に、こすれて削れていると言われました。マウスピースをして寝てくださいと言われて、自分専用のマウスピースを作って持っているのですが、これができなくて。だってテープで口を塞いで、マウスピース着用って負荷がかかり過ぎです。映画「ハンニバル」のレクター博士じゃないんだから、口をいろんなもので塞ぐなと言いたいです。というわけで、しばらくは歯のすり減りは我慢せざるを得ないです。
木村和久

木村和久

 この一連の対処法は、あくまで民間療法です。専用の口テープはドラッグストアで売っていますので、店の人と相談して買うのがよろしいかと。個人差は多々あるでしょう。それを承知のうえで、トライしてくださると幸いです。 ■木村和久(きむらかずひさ)■ トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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