美しすぎるチョークアーテストがエロティシズムを全開にする「艶画」の世界
「チョークアート」とは、読んで字のごとく「学校にあるような黒板とチョークを使ったアート」のこと。オーストラリア・イギリス・カナダほか、おもに欧米諸国の飲食店の看板などでよく見られる鮮やかなイラストやレタリングは、多くがこの手法によって描かれており、Moecoさんは5年ほど前、たまたまテレビで観たチョークアートに惹かれ、猛然と「やってみたい!」という衝動に駆られたんだとか……。
“キャンバス”となるのは、おもに「板」で、それに特殊なインクを塗って、黒板調に仕立て上げるらしい(そのインクが乗る素材なら板じゃなくても、たとえばガラスでもOK。ゆえにショップの看板や内装・外装のポップにも向いている)。
仕様画材はもちろん「チョーク」……とは言っても、学校にあるチョークみたいに2~3色しかないソレとは違って、色数は100色近くにもおよぶ絵画専用の本格的なもの。通常のチョークと比べ、油分が少々多めに含まれており、パステルよりもしっとりとした質感を表現でき、クレヨンよりも混色がしやすくグラデーションも付けやすい――といった特性がある。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1276401
・用意する物はチョークと板と特殊インクだけ
・小さい板に描くなら机の上でも大丈夫
・絵の具のように乾き待ちをする必要がない
・油絵やマーカーのように匂いが部屋につかない
以上のとおり、とにかく“お手軽”なチョークアート。2012年には講師の資格も取得したMoecoさん、現在は自身の創作活動だけにとどまらず、「日本での第一人者的存在」として、チョークアートの講演や講座にも引っ張りだこなのだそう。
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
記事一覧へ
記事一覧へ
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
「不老不死を目指してます」東大在学中に起業で6億円を手にし、大阪万博にアートを出品…28歳“天才”の頭の中
「新歓で受けた悪質なドッキリ」にげんなり…国立大を1年で休学した男子学生が、東京藝大に通うまで
「歌で世界に光を届けたい」海外を席捲する日本人女性シンガーの“揺るがぬ信念”
10年1万本のうち「満足いくのは十数本」。世界的オカリナ奏者68歳が語る、妥協しない考え方
ユニクロ「UT」1500円で買えてしまう最高峰のグラフィックTシャツ
「なぜアダルトグッズは変なカタチなのか」デザイナー×妄想発明家が変態トーク
今どき、ものづくり工場で急成長。氷河期世代の社長がアートを事業にできたわけ
<マンガ>“悪夢と陰茎”「小野寺ずるのド腐れ漫画帝国 in SPA!」~第六十四夜~
<マンガ>“ヌードモデルとおばさま”「小野寺ずるのド腐れ漫画帝国 in SPA!」~第六十三夜~
5200万円分の絵を売った男が語るNFTアート。1か月前までは無名だった
最狂シェアハウス「渋家」。ホームレスからクリエイターに転身する住人も
長髪の風雲児・明石ガクトが「動画」で革命を起こすまで
巨大ふとももからご当地ふとももまで登場!? ふとももがいっぱい「ふともも写真の世界展」
桐島ローランドが写真家に留まらない理由とは? キーワードは「デジタル・ディスラプション」
当事者だからわかる。「ヌードグラビア」をやるとこんなことが起きる!【現役グラドル経営者・手束真知子】
あったはずない「昭和」にハマる人続出!呂布カルマ、宇多丸も絶賛「架空昭和史」ってなんだ
「嫌な思い出も笑えるように描けば救われる」訪問販売の経験を漫画にした理由
ホラーがヒットしないのは「経済的にしんどいし現実が苦しい」のが原因!?<劇画狼×崇山祟対談>
真のニート漫画…/新・アラだらけ君〈第8話〉
最強家族と出会った「葛飾区お花茶屋」の夜/清野とおる×パリッコ
モテたければ「ギブ・ギブ・ギブ」の精神を! モテ男の条件を、脳神経外科医とベテランライターが考察
「逆さ吊りは65才まで」プロのSM女王様が専属M男から得た珠玉の名言集
楽天の公式キャラ「お買いものパンダ」が変更…という“ネタ”が許せなかった男
Yahoo!ニュースに僕の書いた記事が!? コメント欄にあった“批判の声”をあえて汲み取る
故・星野仙一さんが、好んで振る舞ったという自慢料理「タンしゃぶ」をつくってみた
この記者は、他にもこんな記事を書いています