更新日:2017年11月14日 22:21
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美しすぎるチョークアーテストがエロティシズムを全開にする「艶画」の世界

 「チョークアート」とは、読んで字のごとく「学校にあるような黒板とチョークを使ったアート」のこと。オーストラリア・イギリス・カナダほか、おもに欧米諸国の飲食店の看板などでよく見られる鮮やかなイラストやレタリングは、多くがこの手法によって描かれており、Moecoさんは5年ほど前、たまたまテレビで観たチョークアートに惹かれ、猛然と「やってみたい!」という衝動に駆られたんだとか……。  “キャンバス”となるのは、おもに「板」で、それに特殊なインクを塗って、黒板調に仕立て上げるらしい(そのインクが乗る素材なら板じゃなくても、たとえばガラスでもOK。ゆえにショップの看板や内装・外装のポップにも向いている)。  仕様画材はもちろん「チョーク」……とは言っても、学校にあるチョークみたいに2~3色しかないソレとは違って、色数は100色近くにもおよぶ絵画専用の本格的なもの。通常のチョークと比べ、油分が少々多めに含まれており、パステルよりもしっとりとした質感を表現でき、クレヨンよりも混色がしやすくグラデーションも付けやすい――といった特性がある。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1276401 ・用意する物はチョークと板と特殊インクだけ ・小さい板に描くなら机の上でも大丈夫 ・絵の具のように乾き待ちをする必要がない ・油絵やマーカーのように匂いが部屋につかない  以上のとおり、とにかく“お手軽”なチョークアート。2012年には講師の資格も取得したMoecoさん、現在は自身の創作活動だけにとどまらず、「日本での第一人者的存在」として、チョークアートの講演や講座にも引っ張りだこなのだそう。
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日本の春画からインスピレーションを受けた
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大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など

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