恋愛・結婚

30代独身サラリーマンが語る「俺たちの婚活アプリが続かない理由」

挫折3. いざ会ってから関係を持つまでのハードルが高すぎる

「アポってワンチャン」など夢のまた夢だ

「生活圏が同じで職場が近いこともあり、一度金融会社で働く女のコと飲みに行く機会がありました。メールをやり取りしている際には、地元トークから美味しいお店の話など大いに盛り上がって、僕も普段使わない『☆』を使ったりしていたのですが、いざ会ってみたら驚くほど無難な会話がスタート。最近行った旅行の話、兄弟の有無、今日の天気…あのメールのテンションはどこに行ったのかというぐらい薄っぺらい会話が続き、結局ご飯含めて共に過ごしたのは2時間のみ。最後は『今日はありがとうございました。失礼いたします』と他人行儀でフィニッシュ。あれ以来自分のすべてに自信がなくなりました」(33歳・インフラエンジニア) 「マッチングアプリのおかげでかつてよりも出会いの機会が増えたという点ではよい社会になったと思う。けど、女のコといざ会ってから会話が続かなかったりエロい雰囲気にならなかったりするので、結局本人が変わらなきゃダメなことに気づいた。で、自分はそんな努力ができないタイプ。きっとこのまま独身40代おっさんになって、子持ちの同期が20時位には帰宅する中、用事もないのでダラダラ終電まで残業する中間管理職になってくのだと思う」(36歳・WEBメディア編集)  また、こんな事例もある。 「10代、20代は異性関係ではじけることができなかったので、僕がアプリを使う理由は女性を抱きたいから。すでに二人で食事をするまでの流れはほぼマスターしているのですが、そこから未だにその先の流れに持ち込めないのが悩みで…。こちらのヤリたい願望があふれているのか、2軒目に連れて行けたとしても、結局終電前の電車で帰宅する始末。大事なその後のLINEも早々と『今日はありがとうございました!よかったらまた飲みましょう!』とスタンプで会話ストップさせられてしまう。やり慣れていないことはするなという神様からのお達しでしょうか」(31歳・ゲームアプリ開発)  下心ありきでマッチングアプリを利用するものもいいが、結局最終的には生身のコミュニケーションが重要になってくる。背伸びした行動をせずに、誠実にやり取りしていくことが自分の願うゴールへの一番への近道ではなかろうか。<取材・文/日刊SPA!取材班>
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