エンタメ

ユウキロックとチュート徳井が語る「中川家、ブラマヨ…ライバルとの関係」

ユウキ:そういう心境だったんや。でも次の年にはちゃんとM-1で優勝して。みんな、チュートリアル、チュートリアル、チュートリアルって(笑)。 徳井:ヤラしいおっさんや~! もう昔っから! でも僕らは優勝しましたけど、そのときはブラマヨ出てませんし、客観的に比べてみると、少しだけ背中に追いつけたかな、ぐらいでした。 ユウキ:その後、バラエティ番組ではチュートリアルのほうがブラマヨより前列に座ってたやん。 徳井:松口さん、そういうのよく見てはりますよね(笑)。 ユウキ:そう考えると、ブラマヨも苦労してるんだよね。うん、あいつらもスゴい頑張ってる。 徳井:ライバルと言えば、松口さんの同期には中川家さんがいますよね。常に比較される対象だったとも思いますけど。 ユウキ:彼らが先に「ABCお笑い新人グランプリ」で最優秀新人賞を受賞。その翌年に俺らも受賞。立て続けに「NHK上方漫才グランプリ」も穫った。その後、第1回「M-1グランプリ2001」で中川家が優勝。俺らはそのとき準優勝だった。なんとか抗ってきたけど。でも中川家は、ずっとずっと、いろんな節目で決断をしてきたのがスゴいと思う。 徳井:独特の道を歩いてますよね。中川家さんが先に東京に出ていて、ある日、芸人仲間たちで集まってみんなで飲んだんですよね。そのとき、中川家さんが松口さんに対して、ずっと「はよ東京こいや」って言い続けてましたからね。 ユウキ:そういう要所の決断が俺らにはできなかったんだよね。 徳井:あれだけロック・ロックしてたのに! ユウキ:体型と共に気持ちも丸くなっちゃって(笑)。
次のページ right-delta
ハリガネロック解散のときに……
1
2
3
芸人迷子

島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。

⇒試し読みも出来る! ユウキロック著『芸人迷子』特設サイト

おすすめ記事