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ユウキロックとチュート徳井が語る「中川家、ブラマヨ…ライバルとの関係」

ハリガネロック解散のときに……

徳井:2014年にハリガネロックが解散するとき、スケジュールの都合でどうしても最後のライブに行けなくて。結局、DVDで観ました。これまでお笑いの戦略を練ってきた松口さんが、最後になにをやるんだろうって。ドラマティックにやるのか、最後に泣くのか、はたまたフリートークになるのか。いろんな想像をしたんですけど……正直、意外でした。内容言ってもいいですか? ユウキ:ええよ、ええよ。 徳井:解散するって知らなかったら、解散しない人たちみたいな。びっくりするぐらい「いつも通り」やったんですね。 ユウキ:本にも書いたんだけど、なかには初めて俺達のライブを見る人もいるかもしれない。そんな人にはなにも考えず笑って欲しい。だから、いつも通り100パーセント全力でやろうって。 徳井:カッコいい! ユウキ:最後の最後まで全力でやる。そうじゃないと、何年もやってきたことが無駄になると思って。 徳井:終わったあと、マイクが拾ってない小さな声で大上さんと2人でぼそぼそと喋っていたじゃないですか。あれ、なんて言ってたんか、ずっと気になってたんです。でも、ご本人にそれを聞くのも野暮やし。それが『芸人迷子』を読んで初めて知ることができました。 ユウキ:いろいろあったけどな……。 徳井:涙が頬をツ~ってなりました……。

読む人によって感じ方が異なる本

ユウキ:この本って、要するに「決めなさい」って本なんですよ。その結果、今、俺も楽しく仕事ができている。最初にも言ったけど、読む人によって感じることが違う。読んだ人には、いろいろと考えてほしい。この本、徳井に宣伝して欲しいんだけど。本と犬がじゃれあう企画とかテレビでやれない? 徳井:犬は紙に興味もたへん(笑)。というか、こんだけ喋れるなら、また芸人やったらどうですか? ユウキ:おもろい作家のほうで! 徳井:そんなワケでぜひ皆様も『芸人迷子』、読んでみてください。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1282614 ※1月26日、トークライブ「元芸人と芸人~ユウキロック『芸人迷子』発売記念2」より <取材・文/藤井敦年 撮影/林紘輝>
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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芸人迷子

島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。

⇒試し読みも出来る! ユウキロック著『芸人迷子』特設サイト

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