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量産される素人の無修正動画にアダルトビデオ業界が潰される日「プロの作品よりリアルでいい」

「この数年で劇的に変化したことといえば、本物の素人が出演し、本物の素人が製作したビデオがネットに溢れていることです」  アダルトビデオ(AV)メーカーに籍を置き、これまで数百本の作品を世に送り出してきたプロデューサー・三上氏(仮名)は、AV業界の崩壊と、その先にある“違法世界”の存在を指摘し懸念する。 「この数年、目下の悩みといえば、ネット上に“海賊版”が溢れかえっているという現実でした。我々がネット上でリリースした作品のほぼ9割がその日のうちに中国や台湾の違法業者によってコピーされ、海外にサーバーを置く違法サイトにアップされます。日本国内からも簡単にアクセスできる違法サイトで新作が見られるとなれば、誰もAVなんか買わなくなる。我々にとっては死活問題なんです」 コピー業者

AV業界が素人に潰される時代

 AV業界の年間リリース数と売り上げが近年どのように推移しているのか、正確なデータがあるわけではない。だが、複数のAVライターも「リリース数は確かに増えた」と証言する一方で「業界にカネがなくなってきている」とも嘆息する。  年々、作品数は増え続けるものの、売り上げが伸びないというジレンマの中でなんとか生き残ろうと必死のAV業界にとって、違法業者の存在はまさに目の上のタンコブなワケだが、三上氏が懸念するのは「オモテ」のアダルト業界を駆逐せんばかりに増え続ける、素人によるアダルト作品が爆発的に増えていることだ。 スカウト「海外にサーバーを置くアダルトサイトなどに、素人が無修正の性交動画をアップしまくっています。とある大手サイトでは、30分程度の動画が1000円前後で販売されており、人気作品は数百ダウンロードされ、サイトの取り分を差し引いても十数万の収入になるのです」
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素人による素人の映像の方が良い
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