ライフ

日本人に向けたスポーツサイクルをつくり続けるブリヂストン・アンカーの歴史

フレーム開発技術でさらなる乗り心地を

RL9、RNC7

スポーツサイクルの入門モデルとして、ブリヂストンサイクルが推薦してくれた「RL9」(写真手前)と「RNC7」

 ブリヂストンサイクルは、クロモリの可能性を追求する一方で、理想の走りへのさらなる実現にも余念がない。2016年には、「PROFORMAT」(推進力最大化解析技術)により誕生した、カーボンフラッグシップロードバイク「RS9」を発表している。PROFORMATとは、ブリヂストンサイクルが、ブリヂストン中央研究所と共同で新たに生み出したフレーム開発技術のこと。ペダルを漕いだときのエネルギー効率を最大まで高めるのが目的だ。このPROFORMATの技術を用いたRS9は、「アンカー史上、最も進むロードバイク」の触れ込みで発表され、大きな話題になった。 「今年の最新モデルであるRL9では、RS9の開発に使われた技術をロングライドモデルにも展開し、アンカーのテーマでもある、『より速く、遠くへ』のさらなる実現を目指しています」(出井氏)  RL9は、ロングライドモデルにとって重要な「長く快適に乗れる」をテーマに、PROFORMATでロングライドに最適なフレーム性能の解析を実施。ロングライドに適したフレームの断面形状や寸法に見直したほか、前作モデルからの軽量化に成功した。これにより、RL9のフレームは進みやすさ、しなやかさ、軽さのバランスがベストな状態に保たれており、少ないエネルギーでより長い距離を進む、ロングライドに適したロードバイクになっている。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1358588
RL9

ラグジュアリーをコンセプトの一つに開発された「RL9」は、レーシングモデルに迫る高性能と、ロングライドに最適な軽さ・快適性能を併せ持ったロードバイク。洗練された走りが体験できる

「健康志向や環境意識などの高まりから、スポーツサイクルで通勤される方が、この10年で増えています。通勤はもちろん、スポーツサイクルがあれば、徒歩では行けないような場所をツーリングして、非日常的な風景が気軽に楽しめます。美しい風景や、自分好みにカスタマイズしたマシンをTwitterやFacebookなどのSNSにアップして記録に残すこともできるので、新しい趣味としてもオススメです」(同)  80年代にツーリングやマウンテンバイクに夢中になった諸兄には、マシンの大幅な進化も、嬉しい驚きとして体験できるだろう。決して安くはない買い物だが、自分の体格やレベルに合わせた、世界に一台のパートナーと考えれば、値段以上の価値があるはずだ。 出井光一氏、春日伸敏氏<アンカー RL9> ●完成車基準価格:62万円(税別)/フレ-ム単体基準価格:22万円(税別)●全国のアンカー販売店にて発売中●フレーム重量:フレームセット1390g(480mm)●完成車重量:7.1kg(480mm)ペダル付き/6.8kg(480mm)ペダルなし <アンカー RNC7> ●完成車基準価格:25万円(税別)/フレ-ム単体基準価格:16万円(税別)●全国のアンカー販売店にて発売中●フレーム重量:フレームセット2670g(530mm)●完成車重量:9.6kg(530mm)ペダル付き/9.3kg(530mm)ペダルなし 取材・文/黒田知道 撮影/岡戸雅樹 写真/ブリヂストンサイクル
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