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「秋葉原に落ちてるゴミはメルカリで一袋8000円で売れる可能性がある」転売屋が暴露 現地検証した結果…

 このゴミ袋、試しに持ってみるとずっしりと重く、ゴミ袋の底は破れかけている。途中エプロン姿の男性に「お疲れ様です」と声かけられつつも、そのゴミ袋を両手で抱きかかえ、人通りの少ない脇道へ運んで中身を漁る佐々木氏。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1385937  ゴミ袋の中にはTCGカードがごっそり。クシャクシャに丸められたりしているわけでもなく、「保存状態は全体的に悪くないですね」(佐々木氏)。  時折、ベタついているようなカードもあるにはあるが、おそらくほとんど中身を開けて、そのまますぐ捨てられたものと思われる。  獲っても獲ってもどんどんカードが湧いてくるような感覚だ。しかもファイアーエンブレム0(サイファ)の公式ガイドまで付いてきた。それも5冊。いずれも100円の値段シールが貼られているが、これだけでその日の秋葉原までの交通費くらいは一応賄える計算だ。  佐々木氏が持ってきた空っぽのビジネスカバンは、あっと言う間にいっぱいになってしまった。詰め込めるだけ詰め込んだ結果、148枚のマジック:ザ・ギャザリングのカードと、1609枚のファイアーエンブレム0(サイファ)、クルセイド1枚を入手できた。  もちろんレアカードじゃないからこそ捨てられていたと思われるが、これだけ大量にあると妙な期待を抱いてしまうが……。 「TCGカードの相場は一枚5~10円。あくまで “参考価格”ですが、このゴミだけで単純計算で8000円相当の値段がついても不思議ではありませんね」  拾ったカードのレアリティ(ランク)はN(ノーマル)とHN(ハイノーマル)というものがほとんどで、メルカリではレアカードと抱き合わせで1枚10円計算で販売されていた。  さらに、マジック:ザ・ギャザリングのカードを見てみると、佐々木氏曰く「レア度はいずれも最低レベル」とのことだが、メルカリで1,000円で出品されていたマジック:ザ・ギャザリング10枚セットのうち4枚(「猛り狂うカバ」「オケチラの報復者」「孤高のラクダ」「致死の一刺し」)が混ざっていた。  今回は手に入らなかったが、佐々木氏曰く、「販促用のポスターなど非売品はマニアが思わぬ高値をつける可能性もある。普通に空き缶や段ボールを拾うより秋葉原のゴミ袋漁りは効率が良いのは間違いないですね」とのこと。  この話を聞いて実際にゴミを拾いに行く人は少ないと思われるが、単なるゴミでも地域によって資源に変わる可能性がある点は大変興味深いのではないだろうか。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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