更新日:2021年09月25日 11:42
ライフ

北関東で噂の「夜行ってはいけない場所」に潜入してみた…

東屋に怪しい男たちの影が…

 10分後、青い顔をした同伴者が帰ってきた。 「東屋に怪しい男が2人いますよ。でもゲイとかそういうのではなく……」  同伴者いわく、公園の中心部には男が数名うろついており、そのうちの1人が携帯を見ながら近づいてきたそうだ。怖くなって逃げてきた東屋には男が2人。彼らは妙に怪しい動きをしていたという。
A公園

こちらが東屋

 もう頭の中には「売人」の2文字しか浮かばないが……とりあえず筆者も現場に向かうしかない。北駐車場から屋外トイレを抜け、奥に進むと右方に件の東屋があった。2人の男はそれぞれ柱に寄りかかるようにして立っている。年齢は20代後半、服装は半袖に短パン。10メートルほど離れた場所から男たちを観察してみるものの、なにも反応はない。「用があるならそちらから話しかけろ」ということなのか。2人が言葉を交わすことはなく、真っ直ぐと前を見ているだけ。ハッテンしにきた、ただのゲイカップルではない?  場所を移し、今度は遠目からピンポイントで東屋を観察してみることに。すると、先ほどまでは分からなかったが、公園にやってくる男性たちは決まって同じ動きをしていることに気が付いた。 ・北駐車場から屋内トイレを抜け、そこでスマホをしばらく眺める ・東屋に向かい2人の男とコソコソと何かやりとりをする ・再び屋内トイレに戻る ・少し時間を置いて駐車場に戻る  東屋の男たちにこっそりと手コキで抜いてもらう、なんてポップな話ではないだろう。人目のない深夜の時間帯であること、さらにハッテン場と呼ばれているために人が寄り付かないことを利用して、なにかよからぬことでもしているのだろうか。とはいえ、確証はもてない。しばらく様子をうかがってみたが、真相はわからずじまいだった……。  ちなみにネットの掲示板の情報によると、公園を出た目の前にあるスーパー銭湯には、このハッテン場で相手が見つからなかったゲイたちが集まってくるそうだ。とはいえ、今回はそこまでの調査はできなかったが、A公園をめぐる闇はまだまだ深そうだ……。 <取材・撮影・文/國友公司>
1992年生まれ。栃木県那須の温泉地で育つ。筑波大学芸術専門学群在学中よりライター活動を始める。 2018年、西成のドヤ街で生活した日々を綴った『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)でデビュー。ライターとして取材地に赴き、その地に長らく身を置く取材スタイルを好む。著書に『ルポ歌舞伎町』、『ルポ路上生活』(KADOKAWA)、『ワイルドサイド漂流記』(文藝春秋)がある。X:@onkunion
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