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座間市だけが治安が悪いと思われるのは心外…9遺体事件で住民が語る

 だが、こうした事例は関東郊外の典型的な風景と考えれば、そこまで異様なものではないと思う者も多いかもしれない。 「たしかに、座間市だけが治安が悪いと思われるのは心外です。たとえば、隣町の大和市。朝方、夜勤明けで相鉄線の大和駅を歩いていたときのことです。塗装工のような作業着を着た30代前半の男性が歩道に横たわっていて、何もしていないのに『おいっ!』と絡まれたことは一度や二度ではありません。まあ、座間市と五十歩百歩かもしれませんが……。最近引っ越してきた私の実感では、小田急線で相模大野から小田原方面に向かうと、一気に街のイメージが変容しますね。座間市は一か月10万円もあればひとり暮らしで十分生きていけますから」  だが、こうした小さな一つひとつの“事件”を持って治安を語ったり、凶悪事件を報じ続けるメディアの影響により、その場所の治安をすべて語るのは危険であることは言うまでもない。 「凶悪事件が起きると、事件の起きた地域が全国的に悪いイメージを持たれるのは辛いですね。凶悪事件の発生率は年々減っています。“座間市”というキーワードを連呼するメディアは、住民にとって迷惑でしかありません。今はそっとしておいてほしい」(同上) <取材・文/日刊SPA!取材班>
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