雑学

「キャバクラで嫌われるお客様」を私が大事にする理由――歌舞伎町・10億円女社長

「嫌われ者」に営業をすべき理由


 そんなとき、塚田さんの「営業はあえて“嫌われている人”のところに行け」という言葉を思い出しました。塚田さんいわく「嫌われている人は、自分によくしてくれる人の数が少ないから、その分、よくしてくれた人を大切にする」のだそうです。

 そんな塚田さんも初めから嫌われている人にターゲットを絞っていたわけではなかったそうです。塚田さんの取引先に社内で嫌われているAさんという人がいて、毎回、横柄な態度で接してきたそうです。しかし、塚田さんはグッと我慢しつつ、そのAさんと仲良くする努力をしたそうです。

 やがて、Aさんは他の人とは全然違う態度で、塚田さんに接してくるようになったそうです。塚田さんのことだけは信用してくれるようになり、社内で塚田さんの会社が仕事を取りやすくなるように図らってくれたり、トラブルが起こったときも守ってくれたりと、結果的にとても目をかけてくれたそうです。

 以来、塚田さんは、営業に行ったら“嫌われている人”を見つけて、仲良くするように心がけているのだそうです。

嫌われるお客様でも営業をしてみたら…


 キャバ嬢に嫌われているお客様はこういう人です。

・お金を使うのをしぶりまくる人
・キャバ嬢に説教とモラハラをする人
・おさわりが激しい人
・精神不安を訴えつづけてくる人
・ガツガツと口説いてくる人
・酒乱の人


 ふと、私は今まで間違っていたことに気づきました。

 特別美人なわけでも、スタイルがいいわけでも、気がきくわけでもなかったのに「キャバクラで好かれるお客様」ばかり営業していたことに……。

 当たり前ですが、あまり口説かなくて、お金をたくさん使ってくれる、そんなキャバ嬢に好かれるお客様は、美人だったり、スタイルがよかったり、目配り気配り心配りのできる女のコを選びます。

 始めから、私に指名がかかるはずなどなかったのです。

負けると分かっている戦いにわざわざ参戦して、当然のごとく負けて、神経をすり減らす」という無駄な動きを繰り返していただけだったのです。本当にバカだったなぁと改めて思いました。

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普通の営業メールにも好意的な返信が

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