恋愛・結婚

婚活AIの普及で2018年は“恋愛大革命”の一年になる――非モテ男の「忙しくて出会いがない」はもう通用しない!?

2:「オレと相性のいい女性はオレ自身もわからない問題」を解決

 さらに、これまで解説してきた多くのマッチングアプリが前提にしている価値観を大きく覆すアプリが昨年12月に登場した。

AIエージェントからの質問に答えることで性格診断がなされる

 “AI婚活エージェント”が相性のよい女性をリコメンドしてくれるアプリaite(アイテ)がそれだ。  ブルゾンちえみよろしく「探さない、待つ婚活・恋活」を銘打つ同アプリは、結婚式場のクチコミサイトを運営する株式会社ウエディングパークの子会社が手がけている。 「AI婚活エージェントからの質問にいくつか答えることで、その人に合う女性が紹介される仕組みです。AIがポートフォリオを組んで投資するロボアド投資の恋愛版といえばわかりやすいでしょうか」(山本氏)  同サービスの説明文によると、その精緻な分析にはかなりの自信があるとのことだ。 「性格タイプに基づいた相性、趣味嗜好、価値観、習慣など300を超える項目から相性の良いお相手をご紹介できます。最大の特徴は、従来のマッチングアプリのように年齢や年収などの属性をユーザーではなく、AIが『あなたと相性がよいのはこの人ではないか』と完全レコメンド型で女性を提案する点。自分と相性のよい女性のタイプは、自分で思っているのとは実は違ったということも少なくありません。このアプリはまさにその問題にリーチしたサービスと言えます」(株式会社aite広報・尾崎氏)  数十万人に及ぶリサーチデータを元に性格を分類することで、精緻な相性診断が可能になったこのアプリ。  ある男性が「オレは年下の営業職の女性と相性がいいはずだ」と思い込んでいたとしよう。だが、彼に合うのは年上の看護師のような女性だった。結果、アプリで年下の営業職女性と会ってもまったく相性が合わずに関係が続かなかったというケースもこれまでのマッチングアプリでは少なくなかったのだ。  一方、こちらは毎日エージェント(AI)が相性のよい異性を紹介してくれるため「相性がいいと思ったけど会ったら合わなかった」といった悲しい結末は理論上起きにくくなる。  ※ ※ ※  知り合ってからデートするまでの煩雑さを解消し、相性のよい異性探しに特化する。2つの新潮流が2018年の恋愛革命の台風の目になることは間違いない。 「出会いがない」 「いい人がいない」 「会ったけど続かなかった」 「そもそもLINEのやりとりが面倒くさい」  これまで非モテ男たちが口にしてきた種々の「モテない言い訳」はすべて擁護できない状況になるかもしれない。<文/日刊SPA!取材班>
1
2
おすすめ記事