90年代にゲーセンを席巻した『バーチャロン』が堂々復活! しかも単なる新作じゃない!?
(c)SEGA CHARACTER DESIGN:KATOKI HAJIME (c)2017 鎌池和馬 キャラクターデザイン・原作イラスト/はいむらきよたか Licensed by KADOKAWA CORPORATION ASCII MEDIA WORKS
【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲームの紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。著作には『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)がある。ディファレンス エンジンゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
この両作が合体したのが『とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』。そもそもは2016年5月に電撃文庫から刊行された小説版がきっかけで、今回ついにゲーム版が発売となります。主人公は小説と同じく上条当麻。学園都市で流行のゲーム『電脳戦機バーチャロン』の大会に能力者たちが参戦する……という設定です。
機体のデザインはリファインされて当時よりスポーティーなイメージになっていますが、基本的にハイスピードで爽快な対戦アクションの魅力はそのまま。従来の3種の武器「センターウェポン」「ライトウェポン」「レフトウェポン」に加え、『とある魔術の禁書目録』のキャラにちなんだ第4の武器「ブースト・ウェポン」が発動できるのが新作のポイントです。たとえば上条当麻が操作する機体・テムジンの場合、彼の能力「幻想殺し(イマジンブレイカー)」を思わせる右ストレートパンチを繰り出し、敵に接近して大ダメージを与えるといった具合です。
『バーチャロン』ファンにとっては『とある魔術の禁書目録』シリーズを知らなくても、15年ぶりに復活した新作として十分楽しめるはず。また、『とある魔術の禁書目録』シリーズが好きな人は、原作者の書き下ろしシナリオということもあって独特の世界観に浸れること請け合い。それぞれのファンがそれぞれの作品に興味を持つきっかけにもなりそうです。
今後本作のように、懐かしのゲームと最新の人気マンガ&小説がコラボするパターンも増えてくるのでしょうか。「ファミコンソフトדなろう小説”」なんてコラボもありえるかもしれません。
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