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私たちが本番裏風俗で働くワケ――そこにはお金だけではない理由があった

裏風俗を選ぶのは楽をしたい女たち!?

 ただ、今回取材していて、もっともよく聞かれたのは、次のような意見だ。 「デリヘルやとキスして、乳首舐めて、フェラして……って、やること多すぎ! でも、ちょんの間は軽くフェラしたら、すぐに挿入だから楽やなぁって」  大阪・松島新地のちょんの間嬢がそう語るように、裏風俗にこだわるのは、ずばり「本番のほうが楽」という驚きの理由だ。全国の裏風俗を訪ね歩くライターの松本雷太氏に裏風俗へと流れていく風俗嬢について話を聞いた。 「本番なしで客を満足させるのって、実は難しいんですよ。素股でイカせるにしても、きちんと講習を受けて技術を身につけなきゃいけない。じゃあ、本番ありのソープはというと、もっとプレイの質や技術を求められる。一方、裏風俗の場合、ぶっちゃけて言えば寝ているだけで客が勝手に腰を振って終わり。裏の本番ほど、楽な仕事はありません」  特に、最近の表風俗ではプレイ以外の部分でも風俗嬢の負担が増しており、それが相対的に裏風俗への誘因となっているとも。 「最近のソープやデリヘルは、客を獲得するために写メ日記を毎日あげなさいとか、プレイ時間外のノルマが厳しいんです。これが意外と手間で、面倒くさがるコが多いんですよね」  さらに、仕事内容の手軽さに加えて、アットホームで緩い職場環境も裏風俗にハマる一因だと松本氏は続ける。 「ほとんどの裏風俗は予約がないので、私生活のスケジュールが立てやすいって話をよく聞きます。表風俗の場合、予約が入っていると休めない上に、その予約が変な時間帯だと丸一日つぶれちゃうこともありますからね。プラスして居心地のよさも魅力のひとつという話も聞きます。地方のちょんの間旅館だと、女将さんと家族づきあい同様の親密な関係になって、結局、そこに居ついちゃったというコも少なくありません」  どうやらお金のためだけ……というワケではなさそうである。 「実際、しっかり稼げる裏風俗って飛田、松島、信太山、今里、滝井といった大阪の五大新地くらい。それ以外の土地は、そんなに稼げないですよ」  裏風俗に自分の居場所を見つけた女性たち。その“安住の地”は、これからも平穏なのだろうか。 「今後もやっていけるかどうかは、土地によりますね。大阪は条例でソープがダメだから、その代わりに新地を認めている部分があるともいわれています。群馬や青森もソープがないから裏風俗が根づいている。で、そういうところで育った男は『風俗=ちょんの間』というイメージだから、需要が減ることもない。逆に、表風俗が充実した街ほど、裏風俗は衰退するでしょう」  まさに表裏一体、光の届かぬ陰で、今日も裏風俗嬢の上で男たちが腰を振り続けるのだろう。 取材・文・撮影/SPA!裏風俗取材班 ― 私が本番裏風俗で働くワケ ―
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