底辺高校から難関大学へ進学!? ミッション系校「推薦のカラクリ」

写真はイメージです。写真提供/時事通信社 学力やスポーツの実力がなくても難関大学に進むことができる。それがある種、私学の“ウリ”かもしれないが、とりわけミッションスクールほどその傾向が強いという。 「公立高校に進学していたら、僕の力では到底入れない大学に進学させてもらいました」  兵庫県の公立中堅高校の受験に失敗。「近所だから」という理由で神戸のミッション系の私立底辺高校に進学した20代OBは言う。 「高校受験で僕が第1志望としていた公立高校だと、そこでデキる子だとしても“産近甲龍”がほんのひと握り。“追摂桃神”クラスに行く子がほとんどでした。僕もきっとその辺りの大学を一般入試で受験してたのでしょうね」  最初こそ不本意ながらの進学先だったが、ここで勉強を頑張ると思わぬボーナスを手にした。 「指定校推薦で立教大学に進学しました。恐らく僕の実力よりも10は偏差値が高い。公立高に進んでいたらあり得ないことです」(OB)  中学時代から大学進学を明確に視野に入れている生徒なら、この「指定校推薦枠」にどこの大学があるかを調べるべきだ。予備校講師によると「最大偏差値20分のジャンプアップも可能」という。 →次ページ偏差値40代の高校でも、青学や立教に…  偏差値40代の高校でも、東京だと青山学院大学や立教大学、関西だと同志社や関西学院といった難関私大にだって進学できるのだ。  今年、ミッション系の高校に子供を進学させた母親は言う。 「指定校枠で立教や関学に進めるのはいいのですが、学費や寄付金が嵩むのがちょっとね……」  だが志望校を目指し浪人して予備校の学費を出すことを思えばその費用はさほど高いモノでもない。 「コスパとしては悪くありません。公立高校に進んでも予備校通いは必要でしょうから」(予備校講師)  実力をつける予備校か、“コネ”を繋ぐ私立ミッション系高校か。親の考え方次第だろう。<文/秋山謙一郎> ※『週刊SPA!』2/27発売号「[危ない大学]の裏側」より ...
2018年2月27日0 DownloadsDownload