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おでんもウリに! 変わりダネガールズバーが急増する舞台裏

おでんとガールズバーがマッチしたガールズバーの新境地

 ガールズバーが乱立する池袋で一際異彩を放っているガールズバーがある。なんとコンセプトは「おでん」。以前、週刊SPA!「俺の夜」でも取り上げられたこともあるガールズバー「ODIN(おーでぃん)」を訪ねてみた。
おーでぃん

着物テイストな“制服”もこちらの売りとなっている。店内に掲げられたメニューの木札は、さながら小料理屋のようだ

 北欧神話の主神オーディンを想像させる店名だが、中に広がるのは、おでんを核とした「和」の世界。入口正面に据え付けられたおでんの什器からは湯気が立ち、のれんの奥から和服テイストのしっとり清楚系娘がニッコリ微笑む。カウンター越しに彼女の下半身に目をやれば実は予想外のミニ丈で、このギャップは遊び人にはうれしい限りである。  ’16年7月のオープン以来、池袋界隈のガールズバーとしては珍しく料理に力を入れており、雰囲気としては小料理屋といった感じがなんとも落ち着く。派手さとアッパーなノリがほとんどの池袋ガールズバー界にあって、その存在はやはり異彩を放っているといえよう。  和服好きだというゆいかちゃん(22歳)は、夜の仕事は初体験ながら、当店の衣装と内装のコンセプトがいたくお気に入り。今年3月で大学を卒業した後も働きつづけるらしく、彼女の着こなしと色っぽい所作は、まだまだ当分楽しめそうだ。  21歳のみくちゃんに料理について聞いた。
おーでぃん

コンセプトとなっているおでんは、本格的なだし汁が美味。お値段も一品100円〜とお手頃。〆のお茶漬けも人気だ

「おでんの牛すじは、女の子同士でひそかに取り合いになるくらい美味しいです。トロンとした舌触りがいいですね。それともうひとつ、絶対に食べてほしいのが、店で作っている炙りチャーシュー。トロトロの肉質と表面の香ばしさが、めっちゃおいしくて好き。お客さんと一緒によく食べてます」  コンセプトが「和」ゆえに、外国人観光客もフラッと入ってくることもあるそうだ。女子と自然に触れ合うには気の利いた料理は心強い味方だ。激しい遊びに疲れた夜は、当店でなごみ酒を楽しんでみてはどうだろうか。 取材・文/野中ツトム テポドン(週刊SPA!) 写真/赤松洋太
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【店舗データ】
住所 東京都豊島区池袋2-4-1
電話 03-5927-8663
営業時間19時~LAST
料金 1000円/40分(19時~21時)、1500円/40分(21時~LAST)、飲み放題+1000円、女性チャージ半額、T.C&TAX 15%
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