ロボットが面接って…。話題のAI面接に、就活生のホンネは?

 ついに、就職面接でもAIを用いたサービス「SHaiN(シャイン)」が登場し、ペッパーが面接をするなど、時代は近未来化の様を見せる。しかし、主役である学生の半数はAIによる面接には否定的な反応だ。 AI採用の実用化の現実性は? 《AIによる面接に対する学生の反応》 とてもよい 6% 少しよい 15% どちらともいえない 30% あまりよくない 33% まったくよいと思わない 16% 引用:リクルートキャリア「就職プロセス調査」  実際にAIに携わる人のなかには、昨今のブームに懐疑的な目を向ける人も多い。2月に『誤解だらけの人工知能』を上梓した、数学者の田中潤氏に話を聞いた。 「最近は特に『採用にAIが!』といったニュースを目にしますが、現場にいる身からすると、ほとんどがフェイクニュースの域を出ていませんね。世界のAI大手企業でも不可能な要求が、日本のAIベンチャーに要求されているのです。機械との対話による面接は現状、とても実用レベルには達していません。確かに、採用にAIを用い始めている企業は多少はありますが、現段階では、就活生からデータを集め、それを未来のAI採用に向けて蓄積しているところ、これが正しい認識でしょう。本当に使えるようになるには、データの蓄積だけでも少なくともあと3年はかかります」 →次ページ関心を持つ企業は増加も、ES対策への対応力に不安も  とはいえ、「AIに関心を持つ企業は増加傾向にある」と、リクルートキャリア就職みらい研究所の増本全主任研究員は語る。 「検討している割合は大手企業の4社に1社(約23.4%)に上ります。大手企業が次々に導入すれば、一気に採用活動のメインになる可能性もあります」  現状、AI採用のメリットは「効率化」と「公平性」だ。しかし、「AIが採用の現場から人材の多様性を奪う」といったデメリットがあるのではという不安の声もある。ある大手企業の人事部は「AI採用で通りやすいES対策などが出てしまったら、コピペが横行してしまう」という理由で、今年はAIの利用を見送った。  しかし、いくら売り手でも、ペッパー君が面接相手でなくてよかったと、記者は考えてしまう。 【田中...
2018年4月16日0 DownloadsDownload