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横浜が住みたい街1位の理由。「相模鉄道の直通整備」でどう変わる?

鉄道不便地域が都心へ直結!新横浜の新幹線もより便利に

 横浜駅はビッグターミナル駅だけあって交通のアクセスも抜きん出ている。JRだけでも東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン、京浜東北線・根岸線、横浜線が走っている上、京浜急行、東急東横線、相模鉄道、横浜市営地下鉄、みなとみらい線などの私鉄・地下鉄も集中。横浜市内だけでなく首都圏全域にその交通網は広がっているが、相模鉄道ではJR直通線と東急直通線の整備も進められている。 横浜 相鉄線西谷駅とJR東海道貨物線横浜羽沢駅付近間に約2.7kmの連絡線を新設して相鉄線とJR線が相互直通運転を行う「相鉄・JR直通線」と、JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近と東急東横線・目黒線日吉駅間に約10.0kmの連絡線を新設、相鉄線と東急線が相互直通運転を行う「相鉄・東急直通線」の開業により、横浜駅など途中駅での乗換回数が減少。これまで鉄道不便地域だった羽沢地域などの都心へのアクセスが飛躍的に向上する。
横浜

建設中の「羽沢横浜国大駅」(神奈川県横浜市神奈川区羽沢南二丁目)。周囲は起伏に富んだ地形で車がないとキツい…

 開業予定は相鉄・JR直通線が2019年度下期、相鉄・東急直通線が2022年度下期とのことだが、その暁には相模鉄道の本線といずみ野線が分岐する交通結節点・二俣川から新宿まで相鉄・JR直通線で約44分、現在の横浜駅乗換えJR湘南新宿ライン利用と比較して15分程度短縮されるという。また相鉄・東急直通線では同じく二俣川から目黒までは約38分と、こちらも現在よりも16分程度短縮される見込みだ。  また、東海道新幹線の停車駅である新横浜駅付近に新駅が設置されることで、新幹線へのアクセスもこれまでに比べて大幅に向上。大和から新横浜の場合、約19分(相鉄・東急直通線)と、横浜駅乗換え横浜市営地下鉄利用と比較すると23分程度短縮されることになるそうだ。
横浜

沿線各地で開発が進んでいるもよう

 二俣川駅南口など沿線界隈では再開発も盛んに行われているが、今後、横浜駅と周辺地域の利便性はさらに向上していくに違いない。<取材・文/伊藤綾>
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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