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京大「立て看板」強制撤去を追う 大学vs学生、あなたはどっち派?

「古都の景観にそぐわない」条例違反が顕在化!?


段ボールのタテカン

ベニヤよりも簡素な段ボールのタテカンを作る学生たち。「ゴリラ」とはゴリラ研究の第一人者・山極寿一学長のこと

 京大のタテカン撤去問題は、昨年11月に顕在化した。京都市が条例違反を理由に、京大に行政指導した事実が報じられたのだ。「京都市屋外広告物等に関する条例」によれば、京大のキャンパス周囲の壁に立てかけて道路側の車や人に見せるように設置されているタテカンは、明らかにアウトだった。

 慌てた京大は同12月にタテカンについての学内ルールを急いで策定。だが、「京大総長の承認を得た団体だけが、大学指定の場所のみにタテカンを設置できる」といった、従来とは格段に厳しい内容に、学生はもちろん教職員やOBの間でも大いに物議を醸した。

 そしていよいよこの新ルールが発動し、学生に看板撤去を求める通告が出たのが、5月1日だったのである。京大で教鞭を執っていたこともある批評家の浅田彰氏などは、週刊SPA!の取材に対して、「京都大学の立て看板撤去については『愚劣な管理強化に反対する』というのがすべて、それ以上に語るべきことはありません」と激しい言葉で京大の措置に反発した。

 大学の通告に対して、京大生はどう対応するのか。それを見届けるべく、記者が現地を訪ねたのが5月11日。果たして京大の周囲には、当たり前のようにタテカンがずらりと並んでいた。

 学生自治会の副委員長を務める安田淳敏さん(文学部5回生)によれば、今回のタテカンを巡る攻防は始まったばかりだという。

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むしろタテカンに興味を持つ学生が増加

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