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「温泉で月見酒」の危険性を医者が解説。それでも飲みたい人はどうすれば?

 とはいえ、「温泉旅行のときには完全に禁酒すべきか?」というと、決してそういうわけではありませんのでご安心を。入浴後30分以上空ければ、血管なども通常の状態に戻りますので、大きな問題はないでしょう。温泉地ごとの美味しい料理やお酒を楽しんでいただければと思います。  ただし、温泉旅行で気分が盛り上がっていつもより飲み過ぎてしまうと当然酔っ払ってしまいますので、ご注意を……。  ちなみに、お酒を飲むか否かにもかかわらず、入浴中に眠ってしまうくせのある人は要注意です。温泉では、寝ているのか意識を失っているのか外から見て分かりませんので、他に入浴者がいても放置されてしまう可能性があるからです。  風呂の中で意識を失ってしまうことほど恐ろしいことはありません。眠る癖のある人は、温泉に入るときには誰かに付き添ってもらうようにしてください。

一石英一郎氏(撮影/林紘輝)

【一石 英一郎】 1965年、兵庫県生まれ。医学博士。国際医療福祉大学病院内科学教授。日本内科学会の指導医として医療現場の最前線を牽引する一方、伝統医療と西洋医療との知見の融合にも造詣が深い。温泉入浴指導員の資格も有するなど、温泉を活用した健康増進にも精通する。著書『医者が教える最強の温泉習慣』が発売中
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医者が教える最強の温泉習慣

入浴するうえでのポイントから泉質ごとの特徴まで、これまで広く語られることのなかった<温泉が持つ無限の可能性>を紹介!

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