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天才歌手・清貴はなぜ消えたのか? 当人が語る「大ヒットから17年の波乱」

渡米で直面した厳しい現実と本当の自分

――その後、2010年に単身アメリカに渡りました。 清貴:「自分が何をしたいのか?」を問い直したとき、一つの答えがデビュー前から考えていたアメリカでの音楽活動だったんです。
清貴

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――活動を休止して渡米するアーティストやタレントは数多くいますが、常にファンが疑問に思うのが、「アメリカで何をしているのか?」ということです。 清貴:わかります(笑)。僕の場合は、何の後ろ盾もコネもなかったので、ゴスペルを歌える教会を訪ねて回ることから始めました。すると、「お前は何者だ?」と聞かれるので、「自分はシンガーだ」と答えると、「じゃあ、何か歌ってみろ」とポンポンと話が進んでいくんです。そこで『アメイジンググレイス』を歌ったら、スタンディングオベーションで応えてくれました。その後、全米最大のゴスペル大会で、日本人クワイアのソリストとして初優勝もすることができました。 ――イメージ通りのアメリカ的なエピソードですね。 清貴:何事もフラットで、ダイレクトに話が進んでいくライブ感はありました。初対面の女性に「あなたゲイでしょ。だって、私に興味ないし」と言われたり(笑)。ただ、その分20万円もする機材を家の前で盗まれたり、会場側の勝手な都合でライブの持ち時間がいきなり半分に削られるといった、日本ではあり得ない事態も普通に起こりました。
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ハリウッドの路上で弾き語りをして食いつないだ
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あなたがいてくれたから

清貴/Kiyotaka

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