更新日:2018年12月07日 21:34
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「孤独の“ドケチ快適”グルメ」食べ歩きするなら蕎麦が一番

「藪、砂場、更科」。3つの系統に分類される有名店

 藪、砂場、更科は老舗蕎麦店として有名です。今日の有名蕎麦店の店主も、そのいずれかの系統のお店で修行したということが多く、そば店はこれら3つの系統に分類できる傾向があります。  柏に本店を構える「竹やぶ」は、「やぶ」という名の通り、藪系統に分類可能ですが、最近評価されているそば店の店主は竹やぶで修行したという例が多々あります。そば店にはミシュランで星を獲得したお店が多々ありますが、そういったお店の多くに竹やぶは影響を与えているとプロから聞いたことがあります。

竹やぶの田舎そば

 かつてお蕎麦屋さんといったら、おしゃれなイメージとは無縁だったように思いますが、近年は洒落た蕎麦店が多いように感じます。そういった“洒落た蕎麦店”という形態は竹やぶから始まったのではないでしょうか。そして竹やぶの蕎麦は、蕎麦そのものの美味しさだけでなく、店作りや看板、メニュー一つとっても芸術的な印象です。まさに五感で味わうといった感じです。  もちろん、蕎麦にもそういった感性を随所に感じるところがあります。例えば田舎そばには、辛い大根おろしと青ネギが薬味として添えられているのですが、わさびはありません。そして、天せいろを頼むと、冷たい蕎麦に対して温かいゆつが提供され、辛くない大根とわさび、青ネギが薬味としてついてきます。

竹やぶの天せいろ

 ある老舗蕎麦店の店主から聞いた話ですが、「もり」にはわさびを付けないという文化があるらしいのです。わさびをつけると「美味しくなりすぎる」ということや、廉価商品である「もり」にわさびを付けないという、微妙なニュアンスがそこには存在するらしいのです。  

実は空いている3系統に属さない独学系の美味しい店

 蕎麦店の多くは、前述のようににいずれかの歴史ある系統に分類できる傾向なので、どこで修行したかということに注目が集まりがちです。しかし、美味しい蕎麦店には、どの店舗でも修行せず、独学で学んだという店主も存在します。  そういった蕎麦店は、なかなか気づかれにくいため、美味しいのに比較的空いている傾向で、穴場と言えるでしょう。  ちなみに、私はある蕎麦店が好きで10年以上前から通っているのですが、そのお店のネット評価はかつて良いものではありませんでした。しかし、最近は不思議と混んできており、お昼は12時半で売り切れとなってしまうことが多くなったのです。10年前から、その美味しさは変わることがないのですが、それが多くの人に気づかれるまで長い年月を要したのでしょう。  以上、蕎麦のウンチクをご紹介しましたが、たくさん食べ歩いてもそんなにお金はかからない蕎麦は、クルマを持っている人には、良いドライブの目的地ともなるでしょう。  特に竹やぶは、柏の本店と箱根店がありますが、クルマのほうが便利な場所にあります。文化的な食べ物の割には、お金もかからず低カロリーで健康的。そんな蕎麦という存在は、ドケチ快適グルメにおける最適解なのではないでしょうか。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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