「自分の本心を知る」方法は「ググる」のと同じ。キーワードからさぐれ
しかしインディはこの試練を乗り越えるためのヒントを事前に手に入れていました。第一の試練「神の息」のヒントは「悔い改めた者のみが通れる」です。薄暗い遺跡をインディは「悔い改めた者、悔い改めた者、悔い改めた者のみが……」と何度も呟きながら進んでいきます。その呟きによって、彼に洞察が起こります。「悔い改めた者は神の前で謙虚だ。悔い改めた者は神の前でひざまずく」この洞察によって、巨大な回転ノコギリが襲ってきた瞬間に身をかがめ、第一の試練をクリアします。
このシーンには気づきに至るための大きなヒントがあります。沖縄のクライアントのオープンカーに関するメモは出来上がるのに三日かかったそうです。自分が彼女の反応に衝撃を受けたことを記録し、それから三日間「なぜ彼女の反応に衝撃を受けたのか?」と自分に問いかけ続けたからこそ出てきた、今後に繋がる自分なりの答えです。思考は酔っ払った猿にも例えられるほど移り気です。記録するという行動と、焦点を絞るキーワードがなければ、出来事もその印象も日々の生活に流されてしまいます。
キーワードから答えを探る。これは誰もが利用しているネットの「検索エンジン」と同じ仕組みです。気になったことは誰でもまず「キーワード」で焦点を絞り込みます。これは検索エンジンに限らず、人間の心も同じです。というよりも、そもそも人間がキーワードで考えているから、検索エンジンが受け入れられているのです。あらゆる道具は人間の身体と精神の延長に過ぎません。
あまりにも便利なので、私たちはつい自分の問題をネットで検索して、他人の知識や意見ばかり当てにしがちです。しかもネットの情報には一瞬でアクセスできますが、自分の信念にアクセスするには三日間あるいはそれ以上の時間がかかる場合もあります。しかしそれでもなお人生には、自分で問いかけて自分で答えなければならない問題もあります。信念、自由、自分らしさ、直感などがそうです。
同じ内容でも、外側から渡されたものと、内側から浮かんできたものでは、受け取り方が全く異なります。どこかのブログでたまたま「女を幸せにするのが男の矜持だ」と書いてあっても、あまりに真剣には受け取らないでしょう。しかし自らの体験が伴うと、人から聞いたよりもずっと大切にします。あっちにふらふら、こっちふらふらしているのは、答えに客観性や合理性を求めすぎているからです。たとえ同じ答えだとしても、内側に見いださねばならないものもあります。もっと自分を大切にしましょう。
信念、自由、自分らしさ、直感とは?
―[魂が燃えるメモ/佐々木]―
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中| 『人生を変えるマインドレコーディング』 人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ! ![]() |
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