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8月も続く猛暑で水不足は大丈夫? 首都圏ダムの現状を調べてみたところ…

 この先ダムの貯水量が減少すると、「取水制限」が実施される可能性が出てくる。

取水制限の可能性はある?

 取水制限とは、貯水量が著しく低下したさいに、河川から浄水場に汲み上げる水量を制限すること。そして取水制限の実施は「貯水率が何%を切ると実施される」と明確に決められているわけではなく、ダムの貯水量のほか、川からの取水状況や今後の気象予報等を踏まえて決められているという。  では、もし取水制限が実施されたら日常生活にどのような影響があるのか?

取水制限が実施されたらどうなる?

「取水制限は段階的に実施され、たとえば10%の取水制限が実施されたからといって、すぐに給水制限や断水することはなく、一般の方の社会生活には支障はないと聞いています。ただ、取水制限が大きくなると高台など場所によって水が出にくくなる場合もあるとも聞いています。今後もまとまった降雨がない状況が続くようですと、ダムの貯水状況も厳しくなるため、みなさまには節水にご協力いただければ幸いです」(同)  今回取材した結果をまとめると、首都園のダムの貯水状況は7月下旬の段階では減少傾向にあったものの、現在は台風の影響で増加しているため、いきなり水道が止まることはなさそうなので、まずは一安心といったところ。  ただし、8月の天候次第でまだ貯水状況が悪化する可能性も大いにありえる。特に今年はまだまだ厳しい暑さが続く見込み。熱中症には十分に注意しながらも、水の無駄遣いはなるべく控えたほうがいいだろう。 <取材・文/ポン白子>
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