仕事

他人に「認められたい」から出発するとうまくいかない

うまくいくには「過去」を振り返るしかない

 自分の望んだ未来が実現するかどうかは、自分の過去の強度次第です。私は今こうして自己啓発について教えているのは、中学生の頃から自己啓発書を読み漁っていたからです。しかし中学生の頃から、「そういう仕事するんだ」と決めていたかというと、そうではありません。人間の持つ論理や心理、意識の構造に魅せられてはいたものの、そこまでの強い想いではありませんでした。  そうした想いはむしろ仕事を通じて作られていきました。どんな仕事でも「自分はなぜここまで頑張るのだろう」という疑問が湧いてきます。その時、その理由を求める先は自分の過去になります。「お金を稼ぐため」では実は働く理由にはなりません。なぜならお金を稼ぐだけなら、別に他の仕事でもできてしまうからです。私たちに必要なのは「なぜこの仕事なのか?」という自分だけの理由です。  私は様々な体験を通して「なぜここまでするのか?」と自分に問いかける度に、「子供の頃から好きだったから」と信念を強化してきました。その甲斐もあって、途中で諦めることなく今では相手に感謝され、自分でも納得のいく形で仕事ができるようになりました。子供の頃から興味を持っていたことくらい誰にだってあります。それ自体は些細なことに過ぎません。大切なのは、その些細なことを自分で理由にできるかどうかです。事実関係を変えなくともそれを理由にし続けることで、過去は強い動機として書き換えることができます。 「人に認められたいなんて考えるな」とは言いません。褒められれば誰だって嬉しいに決まっています。しかし認められるために、何かをしようとするのは筋違いです。そこに焦点を当ててしまうと、周囲に認められることしかできなくなり、かえって満たされなくなくなってしまいます。人間の心はもっと複雑で、多層的です。その奥底には他人との関係性ではなく、自分だけで成立している核となるような信念があります。ぜひ、それを見つけてあげてください。あなたという存在は承認欲求ではなく、信念を通じてこそ周囲に開かれていくのです。 佐々木コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)発売予定。
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