恋愛・結婚

失恋のショックから立ち直る最良の方法とは?



ありのままに振り返るために記録しておく


 では、どうすれば失恋のショックから立ち直れるのか。そのため必要なのは、たった一つ。きっかけになった経験をありのままに振り返ることです。「自分と相手のどっちが悪かったのか」といった善悪や、「自分の何がいけなかったのか?」という原因を考えるのではなく、ただ「あの時の自分は選んでもらえなくて、あるいは捨てられて本当に悲しかったのだ」と認められると、心のわだかまりがすーっと溶けてなくなります。

 するとまた異性との出会いが自然に起こるようになります。この自然さはとても大切です。失恋すると恋愛に対して消極的になるのとは正反対に、見ていて痛々しいくらいに積極的になる場合もあります。しかし過去から逃れるために行動すると、今目の前にいる人のことが抜けて落ちてしまい、どちらにせよあまりいい結果にはつながりません。

 人間は大きな経験をすると、それを一般化して教訓にしようとします。それが信念です。ポジティブな信念であれば、自分の成長を促せるようなポジティブな反応がいつもできるようになります。反対にネガティブな信念を持てば、自分を停滞させるようなネガティブな反応を繰り返してしまいます。

 失恋した時に、「自分は誰からも愛されない」「自分は誰からも必要とされていない」と考えるのはその典型です。一度や二度の出来事でそんな風に判断するのは早計だと思うかもしれません。しかし、その恋愛に真剣であればあるほど、結果として残る信念も強くなり、そうした判断ができなくなります。

 客観的な意見は当事者だからこそ言えることです。「これからいくらでもいい人が見つかるよ」という他者の励ましはほとんど気休めにしかなりません。苦しみや悲しみを認め、そこから立ち直る過程は自分で行うしかないのです。

 そのためにはもちろん時間も必要です。「あの時は」という振り返りは、その出来事から時間が経過していることを意味しています。昨日、失恋して今日、「あの時は」といっても自分自身で納得できません。その時間は人によってまちまちです。一週間、一か月、あるいは一年かもしれません。その間は仕事やスポーツや旅行など恋愛以外に興味を持って熱中すると良いでしょう。そうしているうちに向き合える瞬間がやってきます。

 その瞬間のためにも良いことも悪いことでも、常日頃から自分の思考や感情を記録しておきましょう。そうすれば、振り返りが行いやすくなります。「転んでもただでは起きない」ではありませんが、その方が経験から学べる内容が深くなります。それがメンタルレコーディングの効能です。

佐々木

コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る
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