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大コケ必至の『今日から俺は!!』が下馬評を覆して好評…そのワケは?



賀来賢人演じるギャグ寄りのミツハシ


 他にも担任役のムロツヨシの怪演やヒロインの父親役の佐藤二郎など、主人公以外の脇役たちのキャスティング、演技を称する声が多くあがった。肝心の主人公のお二人は?

「三橋を見ていると、『あーいたいた、こういうお調子者の不良』って感じで、そこがまたリアリティがあっていい。台詞の言い回しとか、全般的にギャグ寄りの三橋だけど、スカした三ちゃんの比率が多いよりは見ていて楽しめる。伊藤は地毛であのか髪型を再現しているだけで、いいでしょう(笑)」(38歳・放送作家)

 原作では、シリアスな劇画タッチの三橋貴史と、デフォルメされたポンチ絵のタッチのミツハシが混在している。ポンチ絵バージョンのミツハシが多く登場するのは、ドラマのテーマが、不良の抗争よりもコメディに寄せたいという制作側の意図だろうか。ギャグ寄りとはいえ、喧嘩、乱闘シーンは本格的で、三橋の手数の多さとスピード、伊藤の不利な局面をひっくり返すワンパンの重みも忠実に再現されているように思える。ヒロインの二人(赤名理子役の清野菜名と京子役の橋本環那)が逆じゃないかな? とは感じたが、まだ2話を見ただけでは何ともいえない。バリバリのスケバンを橋本環奈ちゃんがどう演じるかも見どころの一つだろう。


 現役の読者世代だけでなく、若い世代からも好評の『今日から俺は!!』。下馬評を覆した今後の展開に期待したい。個人的な要望としては、本編とは少し外れたサイドストーリーではあるが、三橋が迫力のない父親(吉田鋼太郎)の頭髪をスキンヘッドに変える話や、バカの今井がリゾートバイト先でキャラ変してモテモテになる「軽井沢編」(三橋に置き去りにされた谷川が心を荒ませるシーンも含めて)も観てみたい。そして、ヤンキーギャグ漫画のリバイバルが成立するのであれば、あの下ネタだらけの『カメレオン』も見たいものだが、それはまた別の話か。〈取材・文/日刊SPA!取材班〉

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