発達障害で苦しむ人たちの「私生活での“あるある”パニック」15項目
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□ 他人との距離感がわからない
「自分の中では完全に無意識だけど、初めて会った人でも敬語を使わないので嫌われてしまうことが多々ある」
□ 長時間じっとしていられない
「興味の持てない演劇や映画に一緒に行くと最後まで見続けることができず、帰ってしまって気分を害させたことがある」
□ 思ったことをそのまま口にしてしまう
「彼女がデートプランを提案してきても、興味がないと『全然面白くない』ときっぱり言ってしまう」
□ 皮肉っぽい言い回しをしてしまう
「すぐ言葉が思いつかず、『わざとだよね→故意だよね』『普通○○だよね→一般的には○○が多数派だよね』など、理屈っぽく責め立ててしまう」
□ グラスや灰皿など物をよく落とす
「皿洗いや食器を運んでいるときに頻繁に落としてしまう。一日に3個のコップを割ったことがある」
□ 身だしなみに無頓着
「シャツ以外は、ずっと同じ服を何日も着たりする。髪形にも興味がなくていつもボサボサの頭で出歩いている」
□ 他人から部屋が汚いと言われる
「毎日掃除は欠かさないけど、尋常でないもので埋め尽くされている。洋服や化粧品など買ったらそのままどんどん積み上げてしまう」
□ 公共料金や家賃の支払いを滞納する
「金銭的に払えないわけじゃないのに支払いを毎回のように忘れる。引き落としの手続きなどが苦手でできない」
□ 引っ越し作業が大の苦手
「荷物をまとめて粗大ごみを予約して、郵便の転送願を出して……など、とてつもないマルチタスクなのでできない」
□ たとえ話が理解できない
「言葉を文字通り受け取り、また自分でも本音しか言わず、意思疎通ができなかったり、友人が傷ついているのに気づけなかったりした」
□ 駐車場所がいつもわからなくなる
「デパートの立体駐車場に止めたときなど、写真を撮っておかないと絶対に駐車場所がわからなくなる」
□ 食事中によく食べこぼしをする
「半熟の目玉焼きをのせた食パンなど、どれだけ注意しても、必ず垂れてしまう。食べることと垂れに注意することの両立が絶望的に難しい」
□ 四六時中、卑屈な態度を取ってしまう
「対人関係における被害妄想が強いため、軽んじられている・見下されている・嫌われている・バカにされているといった考えが強くなる」
□ 会話中に目を合わせられない
「目を合わせて話せない。仲のいい人以外には無理をしていることが多いので、途中で話を切り上げたりして黙り込んでしまう」
□ 思い込みで物事を間違える
「思い込みで日程や時間を間違えたり忘れたりしてしまう。それで集合場所を間違えたり、遅刻したりすることが多い」
※当てはまる項目が多い場合は、専門機関にかかるなど各人で対処をしてください
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