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30歳になった元『egg』モデル。ギャルを経てコスプレイヤーに

ギャルとコスプレは似ている

「もともとアニメが好きだったのですが、2014年頃から“あいにゃん”名義でコスプレを始めました。ギャルとコスプレって、全然違うようですごい似てる。コスプレの楽しいところってキャラの格好をするだけじゃないんですよ。たとえば、オラオラなキャラだったら自然とオラオラになるし、モジモジしているキャラだったら自然とモジモジしちゃう。全く違う自分になれる。コスプレを始めたきっかけも“違う自分になりたい”だったから、ギャルになったときと通じるものがありますね」

 ギャルとコスプレは似ている。街中でギャルを見かける機会は少なくなったが、その一方でコスプレがブームとなっていることは言うまでもない。変身願望が叶うといった点では、もしかすると、かつての時代ならギャルをやっていたであろう子たちが、今はコスプレイヤーをやっているのかもしれない……!?

今はだれにでも平等にチャンスがある

 約7年間に渡って『egg』モデルとして活躍した彼女だが、今のギャルを見て何を感じるのだろうか。雑誌に限らず、テレビやYouTubeなどに進出するモデルも少なくない。 「今は読モ上がりのタレントさんって本当に多いですよね。藤田ニコルちゃんとか可愛いなって思うし、鈴木奈々ちゃんは昔のギャルマインドでいいなって感じる。でも、その活躍を見ても嫉妬心とかはないんですよね。素直に頑張ってほしいなって。たぶん、私が大人になったからかな……」  自身がモデルだった頃は、ほかのモデルの活躍を見て羨むこともあった。だが、年齢を重ねて『egg』を卒業し、ギャルではなくなっていくうちに、そんな気持ちも薄れていったという。現在は、コスプレイヤーとして活動しながら、六本木の高級クラブ『MUSERVA』で光城星奈として勤務。いずれは自分の店(スナック)をオープンさせるのが夢だと目を輝かせた。 「読モとして活動したことはとても貴重な体験でした。それが現在に活かされている部分もある。人間関係とか人付き合いとか。でも、必要以上に他人を気にしなくて大丈夫。自分は自分でいいんだって。たぶん、今のギャルたちのほうが、雑誌だけじゃなくネットとか色んな媒体があるから、私たちの時代より誰にでも平等にチャンスがあるなって思いますね。私はギャル時代、とにかく純粋に楽しんでいた。だから、今の若い子たちにも損得勘定抜きでとにかく楽しんでもらいたい。どんどんチャレンジして、常に夢や目標は持って欲しいですね」<取材・文/吉沢さりぃ、撮影/藤井厚年>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。X(旧Twitter):@sally_y0720
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