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外国人観光客が増え続ける京都、夜の街では苦情が相次ぐ!? 現地リポート

適正価格でも「ボッタクリ」

 また、他にもこんなマナーの悪い外国人に苦慮している声も。 「ベロベロに酔っ払った状態で入ってきて『安くしろ!』と値切られたこともあります。中にはコンビニで買ってきたビールを持ち込もうとする外国人観光客もいますね。また、会計の時にテーブルチャージを見て『こんなに飲んでない! ボッタクリか!』と文句を言われることもあります。テーブルチャージの文化がない国から来た外国人に、説明するのも一苦労ですね」(木屋町バー・オーナー) 「以前は外国人の方も入店OKにしていたんですが、私が英語を話せないからトラブルになっても困るので最近はお断りしています。お酒を提供するだけなんですけれど、やっぱり来てもらうからには楽しんでもらいたいですからね」(先斗町・スナックママ)  このように、外国人観光客に対しての受け入れ態勢が不十分という理由で断っているという飲食店も多く見られた。だが、中にはこんな声も。 「うちは風俗店ですが、インバウンド需要が高まってからは外国人のお客様も入店OKにしています。英語を話せるスタッフが対応しているので、今のところ大きなトラブルはありませんね」(性風俗店スタッフ)  外国人お断りという風俗店も多い中、なんと歓迎している店もあった。今回、調査して驚いたのは、「お断りしている」のではなく、「英語を話せるスタッフがいない、英語メニューを置いていないので十分なおもてなしができない」という理由で断っている夜の店が非常に多かったということだ。だが、中には受け入れる努力をしているという夜の店も。「京都=どうせ一見は断られるだろう」という先入観を捨て、一歩入ってみれば観光客の知らない京都の一面が見えてくるかもしれない。〈取材・文/カワノアユミ〉
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在は夜の街を取材する傍ら、キャバ嬢たちの恋愛模様を調査する。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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