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早大院卒36歳で年収96万円の絶望…独身・実家暮らし、奨学金500万円が返せない

まったく返納できていない奨学金に追い詰められ…

年収300万円未満で暮らす「アラフォー単身者」の苦悩

東京に宿泊する際にはもっぱら漫画喫茶を利用。節約が第一だが、最近ではいろいろな店舗を試すことがささやかな楽しみだという

 実家暮らしのため、通信費や交通費以外の支出は親頼みだ。 「ふがいないな……と思います。タクシー運転手の父親の収入と合わせてもせいぜい年300万円程度。研究で身を立てたいと思ってここまできましたが、最近は就職を考えるようになりました。でも、年齢的にもう難しいですよね」  そんな彼を追い詰めるのが、まったく返納できていない奨学金だ。 「学生時代に借りた奨学金が500万円近く。現在は、収入がないことを理由に返納を猶予してもらっています。いざ働き始めたら、奨学金の返済にも苦労するのは目に見えています……」  自身の年齢に奨学金の返済、老いていく親。いずれも猶予はない。 ※初公開日2018年12月15日 情報は取材当時 <取材・文/週刊SPA!取材班>

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