雑学

『孤独のグルメ』原作者・久住昌之氏が感激した銀座の立ち食いそば屋とは?

「どっちから食べるか、迷っちゃいますね~」

 目の前にはそばとカレー。うれしそうに並んだ2つをながめているのは、『孤独のグルメ』原作者の久住昌之氏だ。久住氏が先に箸をつけたのは、たぬきそばだった。

【久住昌之氏】
’58年、東京都生まれ。漫画家。代表作に『かっこいいスキヤキ』『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』ほか。漫画、イラスト、音楽と幅広く活動し、ドラマ版『孤独のグルメ』では全編の音楽を担当

「うん、いいね……うん、うん。すごくおいしい。ボクが好きな立ち食いそばの、おいしい味」

 3度ほどそばをたぐり、うなずいて箸をスプーンに持ち替えた。

「見た目からして、これは立ち食いそばのカレーライスとは思えないね。……うん。……あぁ。これはおいしい。すごいよ。いいのか? ご主人、こんな手間のかかりそうなカレー、いいんですか?(笑)」

 店主(笑いながら)「いいんです」

「これはトマトの酸味が効いた、スパイシーでほんっとにおいしいインド風チキンカレーです」

 カレーライスを3度ほどかき込むと、またたぬきそばに。

「……うん。驚きました。カレーの後にそばを食べても、そばが負けていない。なんでだろう。同じ出汁が入っているのかな。たぬきそばが、カレーについているスープみたいな感じでおいしく食べられる。たぬきって、食べているうちに揚げ玉が溶けて、味が変わるのがいいんだよなぁ。カレーに戻るとまたおいしい。骨つきの鶏肉もいい味。うーん、このセットはすばらしい。立ち食いと言いながら、座って食べられるのもありがたい。そばだけなら立って食べるのもいいけど、このカレーとは、腰を落ち着けて向かい合いたい(笑)」

 何度かカレーとそばの往復を交えて食事は終了。この日、久住氏が訪れていたのは、銀座と日本橋に軒を構える「よもだそば」の銀座店。人気メニューの「自家製よもだカレー・半たぬきそばセット」に大満足だった。

【自家製よもだカレー・半たぬきそばセット】640円(税込み)

 このドラマ『孤独のグルメ』の人気コーナー「ふらっとQUSUMI」のようなワンシーンのきっかけは、一般の方が投稿した1枚の写真だ。

 実は今、孤独のグルメと大正漢方胃腸薬がコラボを実施中。その一環として、キャンペーンサイトに投稿された写真のなかから、久住氏が気になるお店をセレクト。優秀作品に選ばれると、久住氏が実際に取材するという試みだ。「孤独のグルメ」にふさわしいお店かどうかは、実際に足を運んで食べて判断する必要がある。優秀作品として選ばれたのが、このよもだそばだった。

 気になるのは数ある投稿のなかから、久住氏がよもだそばを選んだ理由だが……。

「今、個人経営の立ち食いそば屋というのは、なくなる一方なんです。その減り方は銭湯にも似ているような気がするほど。仕事場のある吉祥寺もチェーン店しかない。さびしいです。でも近年新しくできた立ち食いそば屋というのも、もちろんあって、人気の店はやっぱり主人の工夫があるんです。どんなドラマがあったか知りませんが、銀座にチェーンでない立ち食いそばを出して、それを成功させているということはすごいことです。まずはそこに注目しました。そして写っていたカレーライスの姿を見て、これはただ事じゃないぞと(笑) そこにミニたぬきそば、という組み合わせにも、惹かれました。たぬきそばにミニカレーライスじゃなくてね。あとは直感」

 寄せられた投稿写真には「おいしそうなメニュー」もたくさんあった。でも久住氏の考える『孤独のグルメ』で井之頭五郎が食べそうなメニュー、となると、数点に絞られたという。

「『ご主人はなぜここで、こんな店をやっているんだろう?』、『なぜこんなメニューを作ったんだろう?』と想像力を掻き立てられるような店がいいんです。何もご馳走やとびきりおいしいものなんていらない。そうやって探していくと、結局、店内の空気や、お客さんの醸し出す雰囲気がいい店になります。そういう店で五郎が食べると、見ている人は『ああ、いいな、おいしそうだな』ってなるんです。味は二の次。ボクが作っているのはあくまでマンガ。小さなドラマを見つけたいんです。『よもだそば』も、いい意味で想像を裏切り、想像以上においしかった。五郎に食べさせたい店です。五郎だったら、このセットを食べたあと、『すいません、ラそばください』って言うだろうな(笑)」

 そんな久住さんや孤独のグルメの主人公である井之頭五郎のようにおいしいものを存分に楽しむには、胃が疲れている状態では困難だ。読者のなかには、孤独のグルメに出てくるような店を自分の足と舌で見つける人も多いと思うが、胃のケアは大切にしたい。

 ご存じ大正漢方胃腸薬は、胃の働きを取り戻す「安中散」と胃の緊張をほぐす「芍薬甘草湯」の2つの漢方処方が組み合わさることで、胃もたれや胃のむかつきなどに効果を発揮してくれる。疲れた胃の調子を戻してくれる味方だ。

 年末年始は1年のなかでも特に胃に負担がかかりやすいタイミング。おいしいものを堪能するためにも、大正漢方胃腸薬で胃の調子を戻してあげよう。

【よもだそば 銀座店】
東京都中央区銀座4-3-2 銀座白亜ビル1F ☎03-3566-0010 営業時間:7時~22時30分

<取材・文/加藤純平>

提供/大正製薬


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