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DV加害者にモテ男が多い理由。元純烈・友井氏は典型パターン

DV加害者にモテ男が多い理由

 今回話題を集めた友井氏は複数の女性とトラブルが報じられた。栗原さん曰く、加害者は異性にモテ、不思議と魅力的な男性も多いと話す。 「リーダーシップが取れる男性はイメージが良いですよね。ルックスだけでなく、その自信のある態度が異性を惹きつける理由なんでしょう。『俺についてこい』『すべて俺に任せろ』といった男性は一見頼りがいがあって魅力的に見えますが、そういった男性が『あなたについていくわタイプ』の女性とくっついてしまうとすごく危ない」  危ないとは具体的にどういったことなのだろうか。
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写真はイメージです

「恋人の段階から、男性側がなにも相談せずに物事を決め、女性はそれに従う。この関係性が出来てしまうと結婚後に修復するのは難しくなります。  実はDVをなくすには、男性だけでなく女性の考えも変わらなくてはいけません。『ジェンダーバイアス』という偏見ーー男性は男らしく、女性は女らしく、という考えがまだまだ根強い。双方がこの思考を持ち合わせていると、ガッチリとDV環境にハマってしまいます。なので、女性も男性に対する偏見を取り除いていかなくてはならないんです」  また栗原さんは、近年の性行為に対する意識の変遷もDVに関係しているのではないかと言及する。 「最近では、初デートですぐに肉体関係を持つ方も多いと聞きます。そうすると男性の心理として、『俺のモノになった』と思ってしまうことが増えますよね。実際に加害者男性の中にも、不特定多数の異性と常に関係を持っている方はいます。今回の友井さんもそう報じられていましたが、相手を自分の所有物だと考え、そして不倫が相手を裏切る行いだという意識の欠如も、DV増加に大きく関わっていると感じます」  冒頭に書いた通り、年々増加するDV問題。加害者と被害者双方の考えを変えるのはなかなか困難だと思う。栗原さんの主催するプログラムに参加する6割の男性が、妻が出て行ってしまった後に栗原さんの元へ足を運ぶという事実からもそれが分かる。  だが理由はどうであれ、加害者更生プログラムに訪れる男性が多くいるという現実は、DV根絶に向けての大きな第一歩になるのではないかと感じた。〈取材・文/日刊SPA!取材班〉
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