恋愛・結婚

バレンタインって誰得? あげるのも、もらうのもユーウツな男女の声

学生の恋愛

社会人にとっては“誰得”なイベント

 とはいえ、バレンタインを疎ましく思っているのは女性だけではない。都内の官公庁に勤める公務員の吉川弘樹さん(仮名・20代)が訴える。 「義理でーす、とか言われながらチョコを貰ってもうれしくないというか。僕が独身で若い女性社員から貰うんだったら話は別ですけどね。だいたい、貰うものとお返しのバランスがおかしくないですか? 女性社員からはチョコの詰め合わせのうち一個をもらうだけなんですが、うちは女性社員が少ないぶん、彼女たちへのお返しはその数倍の金額になります」  昨年のバレンタイン、吉川さんが女性社員たちから貰ったのは、ブラックサンダー二個とハンカチ、しめて数百円分。しかし、女性社員へのお返しということで徴収された金額は、なんと3000円だったのである。  ホレたハレたと初々しい学生ならまだしも、社会人にとってのバレンタインなど、本当に「誰得」というほかない悪しき慣習……と思っていたが、そうでもない。  昨年、「一部の業者がカネ儲けするための偽りのイベントだ!」などと熱弁していた筆者の元にやってきたのは、新入社員のA子ちゃん。「先輩、あんなこと言ってましたけど、良かったら食べてくださいね」と手渡されたチロルチョコ。これが涙が出るほどうまかったのである。<取材・文/森原ドンタコス>
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