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大河ドラマ『いだてん』キャストを過去の“クドカン”ドラマから振り返る



神木隆之介:『11人もいる!』で波乱万丈な高校生役にチャレンジ


『いだてん』はビートたけしが扮する落語家・古今亭志ん生の語り形式で展開されるのも特徴だが、志ん生の周辺人物にはクドカン脚本作品への出演経験者が多い。

 まずは志ん生の弟子・五りんを演じている神木隆之介だ。先述した『未来講師めぐる』と同じ、テレビ朝日系の金曜ナイトドラマ枠だった2011年の作品『11人もいる!』で主演を務めていた神木は、10人という大所帯である真田家の長男として、高校生でありながらもアルバイトに尽力。しかしアルバイト先の先輩を“初体験”で妊娠させてしまい、トラブルに発展する……というストーリーだった。

11人もいる!

18歳の高校3年生を演じた神木(下段中央)はドラマ出演当時、自身も実際に18歳だった(画像は東京ニュース通信社刊『11人もいる!オフィシャルガイドブック』表紙)

『いだてん』第3話では神木が上半身裸で水浴びするシーンがあり、一部視聴者からは“サービスショット”だと、早くも好評を博している。もしかすると、今後もある種のお色気担当に?

川栄李奈:『ごめんね青春!』で憧れの女優と共演


 続いても志ん生の関係者で、五りんの彼女・知恵には、元AKB48の川栄李奈がキャスティング。AKB48では“おバカキャラ”扱いだったが、『いだてん』では彼氏をリードする側に回っている。


 そんな川栄はAKB48在籍中の2014年、クドカン脚本の学園コメディドラマ『ごめんね青春!』にて、男勝りな女子高生役を好演していた。この作品では川栄が女優として憧れていた満島ひかりとの共演を果たしており、翌年のインタビューでも、これをAKB48の活動で最も嬉しかった仕事に挙げたほどである。

 すっかり弾みがついたのか、2015年にAKB48を卒業してから女優業を本格化させた川栄は、今クールのテレビドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)と『デザイナー 渋井直人の休日』(テレビ東京系)に相次いで出演中。もちろん、『いだてん』での活躍にも注目したい。

小泉今日子:『あまちゃん』の天野春子役から主演作まで


 最後は志ん生の長女であり、マネージャーでもある美津子役に起用された小泉今日子。彼女が出演したクドカン脚本作品で、真っ先に思い浮かぶのはやはり『あまちゃん』だろう。小泉は主人公の母を演じ、挿入歌の『潮騒のメモリー』では衰え知らずの歌声まで披露していた。

 他にも小泉は、クドカン初の恋愛モノとなった2003年のテレビドラマ『マンハッタンラブストーリー』(TBS系)で“タクドル”(=タクシー業界のアイドル)として登場。2017年には『監獄のお姫さま』(TBS系)で主演しているが、これは「この女優たちが揃ったら、俺は脚本をずっと書いていられる」というクドカンの発言から制作がスタートしたテレビドラマであり、そこで主演に選ばれる小泉は、クドカンとの相性が特にバツグンということか。

監獄のお姫さま

小泉(下段中央)以外にも満島ひかりや森下愛子など、クドカンお気に入りの女優たちがずらり(画像は『監獄のお姫さま』公式サイトより)

 ――今回紹介した5人以外で、昔のクドカン脚本のテレビドラマに出演していた『いだてん』キャストは、生田斗真(2010年の『うぬぼれ刑事』)や松坂桃李(2015年の『ゆとりですがなにか』)、ピエール瀧(2013年の『あまちゃん』)など。『いだてん』は彼らにとって新しい代表作となるのか? 期待したい。 <文/A4studio>

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