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なか卯の店員が「食べたい/食べたくない」メニューTOP3。「唐あげ」はどっち?

 そして、残念ながらワースト3に入ってしまった残念なメニューを発表する。ただし、味覚や金銭感覚は人それぞれなので、あくまで山崎さんの主観として参考にして頂きたい。

ワースト3位 『唐あげ』

食べたくない3位(唐あげ) 『唐あげ』は3個100円からという破格の安さだが、「魅力的なのは値段だけ」と話す。 「母親がから揚げで有名な大分の出身で、田舎に行くたびに地元の専門店のをよく食べていたんですけど、そこのと比べると鶏肉は少し水っぽく、歯ごたえもイマイチ。店内なら揚げたてを提供できるのでいいですが冷めると一気にマズくなるし、特に持ち帰りはオススメしませんね」

ワースト2位 『プレミアムカツカレー』

食べたくない2位(プレミアムカツカレー) 「890円という値段が…。カレー専門店のカツカレーでも、もっと安く提供しているところはいくらでもあります。ただ、カレー自体は、食べたいランキングの上位に入れても良いレベル。やや味が濃い印象はありますが、飴色のタマネギがアクセントになっているルー、柔らかく煮込まれたゴロゴロ牛肉などカレー単体なら牛丼チェーンでは松屋と1・2位を争う美味さだと思います。しかし、カツは常に揚げたてってわけではなく、肉の厚さも普通ですし、カレーに比べると見劣りしちゃう」

ワースト1位 『クリスピーオニオンのローストビーフ丼』

食べたくない1位(クリスピーオニオンのローストビーフ丼) 山崎さんが食べたくない1位に挙げたのは、期間限定の『クリスピーオニオンのローストビーフ丼』。タイアップキャンペーン中のエヴァンゲリオンのグッズ(※スプーン)がセットになっているとはいえ、1000円はさすがに強気な価格設定か。類似メニューを提供する飲食店の相場よりは安いようだが、「なか卯でこれは高過ぎます!」とバッサリ。 「エヴァグッズ付きじゃない『ローストビーフ丼』は790円ですけど、そもそもの話、ウチみたいな店でローストビーフ丼を食おうとは思わないですよね。タレはそれだけでメシ3杯はいけるくらい美味いと思いますけど」

単品で卵を頼み、メニューをカスタマイズするのもオススメ

 また、なか卯といえばうどんなどの麺類にも力を入れているが、こちらはどうか? 「卵を絡めて食べる『釜たまうどん』はいいですね。卵がうどんの味全体を引き立ててくれています。別添えのゆずこしょうは好みが別れるところですが、途中で味を変えて楽しむこともできます」  卵に絶対の自信を持っているチェーンゆえ、先述したように卵を使ったメニューであればハズレがないようだ。 「個人的にはカレーを単品で頼み、こだわり卵か半熟の『こだわり温玉たま』を落として食べるのも好き。実際、お客さんのなかにも親子丼に追加で頼んだ卵を入れたり、『生姜焼き定食』に卵を落として食べている人もいました」  卵を使って客自身が料理をカスタマイズする。そういった楽しみ方ができるのも『なか卯』の魅力なのかもしれない。 食べたい1位 親子丼(490円) 食べたい2位 こだわり卵朝定食(250円) 食べたい3位 こだわり卵のプリン(120円) 食べたくない1位 クリスピーオニオンのローストビーフ丼(1000円) 食べたくない2位 プレミアムカツカレー(890円) 食べたくない3位 唐あげ(3個100円~) <TEXT/トシタカマサ> ― シリーズ・店員が語る本音 ―
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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