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虐待された少女たちの“その後”…大人になっても苦しみ続ける日々



OL

※写真はイメージです

一般人とは比較できない恐怖


 自身も壮絶な虐待経験を持つ精神科医のまさきまほこ氏は語る。

「虐待を受けた子供たちは、基本的に自分を大事にできません。私もそうでしたが、どんな酷いことをされても、家庭という閉鎖的な空間では『これが普通なんだ』と、親の異常さに気づけない。

 そして精神的な傷は自然治癒することはなく、摂食障害やうつ病、衝動的に自殺を図る境界性パーソナリティ障害などに悩まされます。

 大人になってからも人の顔色を気にして人間関係に疲れたり、叱られることに恐怖を感じて転職を繰り返すことも珍しくありません」

 この恐怖は一般人が感じるそれとは比較できないレベルらしい。

「大人の男の人の怒鳴り声や、イライラした声を聞いた途端、萎縮して動けなくなることもある。一瞬で過去の記憶がフラッシュバックし、注意やお説教も“恐怖の塊”として襲ってくるのです」

 我々の身近なところにも、過去と必死に向き合い、闘い続けている人々がいるかもしれない。虐待は、その人の未来を壊す大罪だ。

【精神科医・まさきまほこ氏】
著書に、自身が受けた壮絶な虐待の経験をもとに書きあげた小説『もう独りにしないで/解離を背景にもつ精神科医の摂食障害からの回復』(星和書店)など

取材・文/青山ゆか キンゾー
※3/12発売の週刊SPA!特集「虐待される少女たち」より

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