エンタメ

R-1の“痛い客”問題――ネタよりも自分アピールに必死な女性ファンたち

カキタレ志願を集めたコンパも

 カキタレになりたい女性がライブ会場で芸人にいじられようと素っ頓狂な反応を繰り返す……、そんな現場に辟易してネタはYoutubeで見るようになったというAさん。だが、自身が芸能活動を行うことで、さらにえげつない現実を目の当たりにするようになったという。
合コン

※写真はイメージです

「制作サイドのプロデューサーから『○○(若手芸人)が来るから』とコンパに呼ばれるんです。そんな大物じゃなくて、コンテストで準決勝・決勝に残るくらいの芸人さんですね。女性はモデルやアイドルの卵もいれば、一般の女子大生やアパレルショップのコなんかもいます。彼女たちはいわゆる“プロカキタレ”で、芸人なら誰でも大好きという人たち。  基本的には劇場に来る痛客と一緒で、カキタレになることでお笑い界の一員になりたい人たちです。それで、『○月○日@西麻布』なんてLINEグループが作られて、『あとはご自由に』って感じ。ひどい時なんか、女の子がそれぞれホテルの部屋で待機していて、芸人さんが部屋をローテーションしていくということもありました。  ただ、そこでカキタレになってしまうと、あっという間に噂が広がります。もちろん芸能界でのお仕事にも繋がらないので、わたしは早々に見切りをつけましたけど」

芸人さんも勘違いしたら痛い目に

 そんな元プロカキタレのAさんから見て、R-1のような痛い女性ファンはどう映ったのだろうか? 「お笑いが好きなだけならネットでネタを見て満足できちゃうので、ライブに追っかけが来るというのは、ある程度、持ちつ持たれつの関係だと思います。ただ、カキタレなんかになっても空しいだけですから。それに、彼女たちの多くは見境がないので、芸人さんも勘違いしたら痛い目に遭うと思います」  さま~ずの三村マサカズがツイッターで粗品の優勝に対し、「へんな風になっちゃうよ」と心配を寄せたが、その背景には、こうした売り出し中の若手芸人をめぐるカキタレ問題が一端にあったのかもしれない。〈取材・文/日刊SPA!取材班〉
1
2
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート