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話題の「くら寿司」バーガーのお味は? 寿司屋とは思えない“意外な”風味だった

 俳優の北大路欣也がすし屋のカウンターで寿司を握らずに、ハンバーガーを提供するというCMで話題になった「KURA BURGER」。  大手回転すしチェーンの「くら寿司」は3月1日、「KURA BURGER フィッシュ」と「KURA BURGER ミート」(いずれも税込270円)の2種類を販売した。2月25日~3月3日までの期間限定で、東京・渋谷にくらバーガーを販売するポップアップ店舗をオープンするなど、若者にもアピールしたいという野心が見えた。またテイクアウトも可能なため、今後バーガー業界からライバル視される可能性もある。  すし屋のバーガーはどんな味なのか? 気になった記者はさっそく都内にあるくら寿司で、「KURA BURGER フィッシュ」と「KURA BURGER ミート」を食してみた。感想は、一言でいえば“意外な味”だ。

フィッシュではなくミートが人気?

くらバーガー

画像:無添くら寿司HP

 事前情報として入手したのは、パンが小麦粉ではなく、米粉と黒酢を配合したふわふわで甘みのある「シャリバンズ」を使用しているということ。くら寿司といえば、食材に化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料を一切使用していないという健康志向を打ち出している。そのためバーガーにもアレルギーの心配のない食材を使用するという姿勢がうかがわれる。  すし屋のバーガーだから、最初にフィッシュバーガーを注文しようと思った。たが、一応店員に聞いてみると、「ミートが人気です」と意外な答えが返ってくる。  フィッシュを先に食してみようという私の出鼻がくじかれたが、ここは素直に、人気のミートを食べてみよう。二つのバーガーの味を比較してみる。
くらバーガー

タッチパネルを使っての注文

 くら寿司を利用したことのない人のために敢えて注文方法を伝えるが、注文はタッチパネルの画面からKURA BURGERを選択するという、至ってシンプルなもの。商品の到着が近づくと、タッチパネルの画面に商品が表示され、「ご注文のお品がまもなく到着いたします」と音声で案内が流れる。これも、すしを頼んだ場合と相違がない。
くらバーガー

コンベアースタイルでバーガーが到着

 店員が目の前で商品をトレーに乗せてくれるバーガーショップとはテイストが異なって、回転すしならではのコンベアースタイルを新鮮と感じるか、違和感を持つかは、お客さん次第だといえるだろう。私はちょっと、戸惑った。店内にいる客や店員の顔が見えるバーガーショップとは、かなり雰囲気が違ったからだ。とはいえ、これはこれで楽しい気もする。
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意外な味の率直な感想は?
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