アンコール明けのMCで後藤は、「今日は、休業明け初めてのライブで。ひとことで言えば、めちゃくちゃ楽しかったです！」と、心境を語った。 「『神様は見捨てない』って曲を聞いてるときに、思ったんですけど……。アイドルって道を選択してなかったら、どんな人生になってたかなって思うことは、いっぱいあります。でも、ライブをやって、自分が踊って、自分が（近くを）通るだけで、『楽々ちゃーん！』って呼んでくれることがあると、こんな自分でも、誰かのためになれてるんだって感じます。それを感じられるだけでも、アイドルになった意味がある。SKEのライブでは毎回そう感じるので、今日もステキな思い出になりました」 　そんな後藤はこの春、青山学院大学文学部英文学科へ進学。コンサート中に同大に通う先輩惣田紗莉渚に学食をおごってもらう約束を取り付けるなど充実した様を見せていた。 　寸劇があり、全体的にはコミカルな印象のコンサートだったが、それも新たな武器として、SKE48を輝かせる可能性になるかもしれない。 取材・文／森 祐介 撮影／八木康晴（本誌）